#74 ○エルムズ王国の歩み(9)〔その2〕
①○エルムズ王国の歩み(9)#74 〔その1〕
◇◇聖女様達...地方巡行...最初の試みⅡ
②○エルムズ王国の歩み(9)#74 〔その2〕
◇◇聖女様達...地方巡行...お前は指揮をとれ!①
◇◇聖女様達...地方巡行...お前は指揮をとれ!①
リリーの部屋に入ると、エリーも一緒にいたわー! 悪い予感って当たって欲しくないなー! と思ったわー
思い当たるのは、あのウワサかー? 私は余りにもクズ過ぎるウワサ『王太子のサウベロは、王女アリシアも狙っている』だから全然気にしていなかったのよー
リリーが「ユリウス様が『俺も護衛騎士になって、巡行へ参加するーーー!! 獣の王太子に負けてられるかーーー!!』ってねー、騒いでいるのよ」とお困りの表情をしていたわー
「えーと、あのクズなウワサに飲まれているんですねー、エリーも、リリーも、いつもように叱りつければ済むと思いますがー!」といつになく弱気なので、押してみたー
「それがねー、騎士団に行って鍛え直してくれと、始まっちゃって騎士団も困っているのよー」とリリーも、お困り顔ですねー
「えーと、それって、ユリウス様がケガをすることを恐れて、騎士団も手を出せずにいるってことでしょうか?」
「そーなのよ、みんな困っているのよ」とエリーもリリー暗い表情したねー
なんか私も、ユリウス様のことで色々と悩んでいたから、結構モヤモヤが滞留していたのー、ここにきて一気に爆発しそうになったわよーーー!!
「それでは、私はユリウス様は指揮をとる方で、騎士である必要はないと思いますが、エリーも、リリーも、どー思いますかー?」
「そうねー、騎士である必要はないと思っていますよ。だから、まるで子供が訳のわからない、ワガママをしているように思うわねー」とエリーとリリーの意見が出たわー
「では、魔導師エミリアは、騎士ユリウスと戦って、大勝利させて頂きますわー、その後は指揮官のユリウス様として、フォローをして下さいねー!」
エリーとリリーは、しばらく考え込んでいたわー
「えーと、それって、普通は自信を失ったりしませんかー?」と二人共、心配していたー
「ええ、当然ですわーーー!! 体に傷は付けませんが、ユリウス様が自分は騎士だと思っていた心は、切り裂かれるでしょうねー! でも指揮官に強さは必要なのでしょうか?」
「ああー! そういうことねー、ユリウス様は指揮官でしょうー! 指揮官として尊敬してますと、フォローすればいいのねー」二人は理解してくれましたのー
「それならば、いまは騎士団の闘技場にいるわー、一緒に行きましょう」私達三人とリリーの侍女達を連れて行くことになったわー
闘技場へ着くと、朝の訓練と模擬試合をしていたわー
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