#73 ○エルムズ王国の歩み(8)〔その5〕
①○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その1〕
◇◇領主...マリア...退避所の確保
②○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その2〕
◇◇領主...エアリー...七天の女神様達
③○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その3〕
◇◇領主...王族たち...王都へ帰還
④○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その4〕
◇◇ネリアーナ...魔力系統治癒...最後の個所
⑤○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その5〕
◇◇聖女様達...地方巡行...最初の試み
◇◇聖女様達...地方巡行...最初の試み
これなら、オーガの一撃でも十分に耐えられそうだねー、となったわー
みんなで一緒に、最後の修復が成功したことと、重ねがけのシールド展開が実用になることを、喜びあったわー =^_^=
聖女様達は、今回の成功やシールドを展開するなどの色々な訓練を、二人で振り返って喜んでいたわー
そして「エミリアさん、私達は地方巡行へ行こうと思っていましたー、もう大丈夫でしょうねー」ときいてきたわー
「えー、えー、あなた達なら十分に役割を果たせるでしょう」と応えたわー
ただ、マリアが「街道を通ると言っても、王都内を馬車で走るのと違い、ガタガタ道を馬車で走りますから、長時間乗っていると、お尻が4つに割れている気がするくらい、痛くなっていきますよー」と言っていたー
私は領都シュトガドルへ行くときに、立ち寄る町や村で次々と手厚い歓待を受けて、普通の3倍近い時間をかけて馬車で進んだから、大丈夫かなー、と思い込んでいたわー
「それならマリア、ここから中継都市のエルモタームまで、ゆっくりと馬車で進んでも、準備になるかなー」と聞いてみたー
「私が、領都エルモベストへ行くときで3日でしたから、いいかもしれませんねー」
「それなら、私も行きたいです。せっかく留学していますのに、王都だけしか知りませんから、一緒に行けるなら行きたいです」おー、積極的になっているねー
そこで、王太子のサウベロと合流して、まずリリー(リリアーヌ)と相談することにしたわー
リリーは「聖女様達とエミリアではなく、王女アリシアとしてなら神殿から要望もあったから、いいですよー」
「でも王太子のサウベロやネリアーナは留学生だから、国元と王立学園の許可を貰ってからになりますねー」
「それで、王太子のサウベロは、視察みたいな感じで付いて行かれるのでしょうか? 神殿騎士や護衛騎士、あなたの国の護衛騎士を含めると、かなりの大所帯になるので、宿泊施設からあふれた場合には、野営をする騎士達も出るでしょう」
「いいえ、オレはセイバーとして、騎士の一員として参加したいんです」
「それって、ネリアーナさんを守りたいからですか?」
みんなは、二人を見ていたー、二人共顔に、赤味がでてきたようですねー
王太子のサウベロは「はい、父...いや国王を説得してきますから、ネリアーナの巡行もです」と言った時は、顔が真っ赤になっていたー
これはー、楽しみだねー、みんなもイジリたいだろうねー
「それでは、王立学園の仲介くらいは、私も参加しましょう」とリリーは、言っていたー
私は、幽閉のため領都シュトガドルへ行く時に馬車で、スロースピードに行ったのに、ファンタジーな風景をあまり覚えていないなー あの時は『欠けた王女エリーヌ』にされるのーーー!! か『殺処分』ーーー!! っていう状況だったからねー
やっと、落ち着いて、しかもスロースピードで行けそうだねー、待っててファンタジーな風景ーと思っていると、マリアがニヤーとしていたわー
あとで、マリアは私に「さー、エアリーのところへ連れて行きましょうねー」とニヤニヤしながら、言っていたー
「あー、やはり、イジリにきたなー」と言うと、マリアは笑っていたー、私も一緒に笑ったわー、もー! =^_^=
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=