#73 ○エルムズ王国の歩み(8)〔その1〕
①○エルムズ王国の歩み(8)#73 〔その1〕
◇◇領主...マリア...退避所の確保
◇◇領主...マリア...退避所の確保
応接室みたいなところへ、通されたー
「どうぞ、女王様? 王女様?」エアリーは、私を見てニヤニヤとしていたー、ああーエアリーもイジリかー
「ごめんなさい、さきほどの話が聞こえていましたよ」
「そうだったわねー、エアリーは風の精霊ねー、少しづつ思い出したわー」
「それよりも、あの火災のあった村は大丈夫なのー」
「エルフ達は気がついていたから、避難していたでしょ、あの大型ワイバーンは時々来て暴れていて困っていたから、討伐して、消化までしてくれたから、明日は感謝しにくるわよー」
「そーなんだ、じゃあー、エアリーは大切にしてもらっているんだね」
「うん、そーだね、それよりも、イリス(エミリア)の方が面白そうなことをしているのよねー」
「人種族の女王様と王女様も、どちらもやっているのねー、人種族の王族は、政略結婚でしょー、王子や王女を産むの?」
「いいえ、私から見たら、女王エリーヌ(王妃)、王女アリシア(側妃)も、嫌がっているんですよー」とマリアが直球的に答えていたー
「あらそうなのー、じゃあー、イリスは嫌々やっているのねー」と心配そうに私を見たー
「そーなんですよ、領主にもなって嫌なのに、逃げられないんですよー、最後は私と駆け落ちするしかないですねー」
「あらそうなのー、それで、いき先の当てはあるのー? どこへ行くのー」
「ちょ...ちょっとさー、今すぐに逃げることはないと思っているのよー、側妃になっても白い結婚になるように動いてるし、王子や王女を産む気もないけど、そこまで嫌々じゃないのよー」
「だからねー、いま探しているところなのよー」と私は応えたー
「それでも、その時がくるかもしれないんでしょー、それなら、ここに来てもいいわよー」
「えー、いいんですか」マリアは乗り気になっているわー
「だって、七天の女神様達を召喚できるでしょう、たぶん、『デエス・フルール』の女神様達だと思うけど、帰りにホールの壁画になっているから見て確認してねー」
「でも、それがなくても、あの大型ワイバーンを瞬殺するくらいだから、ハンターとしても喜ばれるわねー」
「マリアさん、イリスは昔っから、流されやすかったから、上司に当たるイリアにかなり使いまわされていたのよー」
「ああ! それは分かりますー、だからいつも、心配しているんですよー」
「そう、しっかり者が傍に付いているようなので、少し安心したわー、イリスのことよろしくねー」
「いざっとゆう時は、イリスを連れて、ここに逃げ込んでねー」
私達は、帰りにホールの壁画をながめているわー、やはりこの女神様達は、七天の女神様達ねー
マリアと一緒に「『デエス・フルール』の壁画って、七天の女神様達ですねー」と言っていた。
「そうなのー、植物を豊穣にする力があるのよ、もうしばらく会っていないから、会いたいわねー」
「ねえ、エアリー、良かったら今日は私の領都で、お祭りをしているの、七天の女神様達もいるわよー」
「今日は、これから転移で帰るから、一緒にどーでしょうかー?」
「えー! イリスって転移もできるようになったんだー、凄いわね、それならすぐに行って、帰れるわねー、じゃあー、一緒にいくわー」
私達は、居城にある私の部屋に転移したー
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