#71 ○エルムズ王国の歩み(6)〔その3〕
①○エルムズ王国の歩み(6)#71 〔その1〕
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅰ
その2:◇◇領主着任前にゴミ共を掃除かー! につづく
②○エルムズ王国の歩み(6)#71 〔その2〕
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅱ
◇◇領主着任前にゴミ共を掃除かー! あります
③○エルムズ王国の歩み(6)#71 〔その3〕
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅲ
【領主着任前にゴミ共を掃除かー!】 まだあります
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅲ
【領主着任前にゴミ共を掃除かー!】
そこへ、騎馬を先頭に10名位と馬車が、こちらへ向かってくるのが見えたー
街中をとても乱暴な走りで「じゃまだー! どけどけー!」と騒ぎながら走っているー、領都民はかろじて避けたりしていたー
こちらにくるなり馬車から顔を出して「商店街会長も、皆さんも集まっていますなー! 明日は祭りだー! 今日はYesだけをもらいにきたー! 断れば分かっているなー! 雑貨屋のように足を折ってやろうかー! あいつは商売ができないからなー! 見せしめに、あの店は俺たちがタダで貰って行くからなー!」
私は、なんだー! もうすでに犯罪者じゃないかー! と思っているとー
エルナちゃんが「もー、ジャマじゃないー! これから食事をするから、お店の人の邪魔をしないでー!」と大きな声で言っていたー
「なにをー、この魔導師風の小娘がー、本当は冒険者ギルドの小汚い魔法使いだろー、少し痛い思いをさせてやれー!」
騎馬に乗った10名程が剣を抜いたー、そしてエルナちゃんへ襲いかかったー、が、みんな馬から突然落馬していたー
馬車の男は「みんなー、どーしたー、動けないのかー」と焦っていたようだー
そこへマリアが「あんたは、人を突然襲わせてどーゆーつもりーかなー」
「なにー、お前は何者だー、ワシは男爵だぞー、流れの騎士風情が聞いた風な、正義を振りかざしおってー」といいながら、御者からムチをとりあげるとマリアへめがけてムチを振るうおうとしたが、体が固まったようになったー
「私はマリア、王女アリシア様の護衛騎士ですから、男爵なんですねー、しっかりと衛兵に突き出すか、アルメスのところへ行って地下牢に入れちゃおうっかなー」
「なにおー、ワシには伯爵様がついているんだー、新任の領主など、くそくらえだー」
「ほー、最近下級貴族に成り上ったばかりかなー、いまの王族への暴言はオモシロいなー、ねー! エミリア証拠の映像は取れているーわよねー」
「ええ、すべて収まっていますよー、王族へ向けた暴言は取り返しがつかないからねー、死罪は確定してるよー! でも小さい子供でも知っていることだよー! マリアじゃあ、衛兵に突き出すことにしよー! 」
「商店街会長ー、その伯爵ってどんな人なのー、王女様の護衛騎士がいるから、大丈夫よー」
「はい、元王太子妃と仲良くされていた方です、男爵が言っていた通り、新任の王女が...」
「はい、そこまででいいわよー、誰かその伯爵へ『男爵が衛兵に突き出された。流れの魔導師と女騎士がー』と流してくれるー?」
「はい、では私が行きます。見せしめにされた雑貨屋の息子です。任せて下さい」
「えーと、無理はしないでねー、それと、あとで折られた足を治癒してみるからねー」
「えー、そんなことが魔導師にできるんですか?」
「できちゃうから、称号を頂いているわよー」
「分かりました、注意を良くしながら、行ってきます」となんの称号かなーと思いながら、走って行ったー
◇◇◇◇◇◇領都の衛兵詰め所にて
私達は、マリアが密かにアイアン・パラライズ・ニードルでマヒさせた10名の騎馬兵と男爵をドーム・シールド包み浮遊した状態で衛兵へ突き出したー
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