#71 ○エルムズ王国の歩み(6)〔その2〕
①○エルムズ王国の歩み(6)#71 〔その1〕
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅰ
その2:◇◇領主着任前にゴミ共を掃除かー! につづく
②○エルムズ王国の歩み(6)#71 〔その2〕
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅱ
◇◇領主着任前にゴミ共を掃除かー! あります
◇◇【領主...就任式...祭り】Ⅱ
「明日は、お部屋に来られますか、応接間へ一度に来られますか?」
「大きな応接間ねー、用意のほうはよろしくねー」
「はい、賜りました、王女様(アリシア=エミリア)」
◇◇◇◇◇◇領主着任前にゴミ共を掃除かー!
私達は「3年振りなんだー、広場のお祭りは領民の方々も、とても楽しみにしているわねー」と話しながら月の湖亭の大将のところへ向かったわー
「エルナちゃん、うなぎは明日の楽しみにして、今日は天ぷらを楽しみましょうかー、月の湖亭の隣にあるのよー」
「ねー、エミリア、天ぷらってなーにー?」
「エルナちゃん、領都エルモベストの戦いのあと、広場でも『夜明けを迎える宴会』をやっていたでしょー、あの時に知り合ったお店の人と、新しい揚げ方を開発したのよー」
「じゃあー、ただのフライじゃないんだねー、エミリアの料理はいつも美味しいし、楽しみにするのー」
お店の前では、商店街会長を中心にお店の人達が集まっていた、なんだろー、みんな深刻そうな表情だねー
商店街会長へ声をかけたー「こんにちは、明日はよろしくお願いしますねー」
「ああー! エミリアさん、ちょうどいいところへ来られましたー」と商店街会長を中心にお店の人達は明るい表情に変わったねー
「ええーと、お困りのようでしたが、何かあったのですかー?」
商店街会長の話だと、先日ゲルス男爵が来て商店街と広場の管理を任されたから、売り上げから自分の管理料も払えと言ってきてねー、もちろんお祭りだから、それとは別にお祭りの出店料も払えと言われてます
「ねー、それって、アルメスは知っているのー、その上でそれを許しているのかなー」と鋭い目付きで、見てしまったわー
「い...いいえ、そ...そんな細かいことは、領主代理へは煩わしいことですから、話していません。それと、3年前までの商店街の慣習でしたからー」
「あら、アリーが領主になるんだから、ちゃんと相談しなさいねー、マリアさー、アリーはそう言う相談を断るかしらねー」
「いいえ、逆にそういう悪い習慣をかばっていると、仲間とみなされるわよー」
みんなして、突然のアリー呼びでパニックを起こしていたー
「私は今更になるけどねー、アリーは友人です、それとマリアはアリーの護衛騎士ですからねー、ご安心下さいねー」
みんなは、少しづつ飲込めたようだったが「仲間とみなされるんですかー」と今度は、少し顔色が青くなっていくー
マリアが「私の主人は、悪い習慣を認めて続けさせるのも同罪とみますよー、でも今はまだ始めていませんから、今が相談のチャンスですよー、わかりますねー」
これで、みんなは分かったようだー「じゃあ、マリアさんへお願いしてもいいですかー」
マリアはいつにも増して爽やかに微笑んで「いいですよー、あとで私の主人へ報告しますねー、とても気さくな王女様ですからねー」
これで、みんなの表情は明るくなっていた「そうかー、始めからダメと決める必要は、ないですねー、今度からそうします」と
そこへ、騎馬を先頭に10名位と馬車が、こちらへ向かってくるのが見えたー
街中をとても乱暴な走りで「じゃまだー! どけどけー!」と騒ぎながら走っているー、領都民はかろじて避けたりしていたー
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