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#68 ○エルムズ王国の歩み(3)〔その5〕

①○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その1〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る①


②○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その2〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る②


③○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その3〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る③


④○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その4〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る④


⑤○エルムズ王国の歩み(3)#67 〔その5〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る⑤



◇◇ネリアーナ...君を守る⑤


 「我が国は、いま国際的に、大恥をかいているところです。まず、この国王の印章を偽造した犯人を告発させて頂きます」


 「わかったー! 国王の印章を偽造した罪は逃れることは、許さない。では、デウザナ侯爵を呼び出せばよいな」


 「補佐官、直ぐに呼び出せーーー!!」



 デウザナ侯爵は、国王に呼び出されて、王城へ来ていた。


 国王の呼び出しで思いつくのは、先日の、魔獣討伐で傷ついた騎士達を、大聖女達が治癒したので、表彰式の内示でもあるかなと思っていた。


 応接の間へ案内されて、おお、大人数が集まっているようだ。割と格式たかい表彰式にでもなるかな、と密かな期待を寄せていた。


 中に入ると、驚きの光景が待っていた。国王、補佐官、王太子のサウベロ、あれはエルムズ国の大使?、あれアルデスがいるぞ、それに見たこともない魔導師が3人、それとかわいいけど、チャラチャラした娘が7人も? ああ、あれはミレーヌもか! なにが始まるのか?


 デウザナ侯爵は、中央に座らされた。


 補佐官が「王太子殿下サウベロから質問があるから、答えるように」と指示があった。


 殿下は「エルムズ国の大使から説明と確認をしてくれ」と指示をしていた。


 「はい、それでは、この書類をご存知でしょうか」と書類を提示された。


 えーと、なんだ、ああ、ネリアーナの留学生への指示書? ああ、昨年あの邪魔なおんなを国外に出したときのやつだな。


 「はい、拝見しました。それは、昨年からエルムズ国へ留学させた聖女見習のものの書類のようですね」


 「それでは、この書類自体をご存知ではない、と思ってもよろしいでしょうか?」


 「ええ、私達から指示書を、大使殿へは出していませんから」


 「では、もう一枚、この書類をご存知でしょうか」と書類を提示された。


 うー、あれは、昨晩のうちにネリアーナを始末するために出したなー、あいつらが誘拐も暗殺も失敗したからな、そうか、偽造を疑われているのか! あ、それでアルデスがいるのか、まずいなー、トボケ切らねばー


 「はい、拝見しました。それは、ネリアーナを犯罪者としての引き渡し指示書? ですか、彼女がわが国でなにかやったのですか?」


 「それでは、この書類自体もご存知ではない、と思ってもよろしいでしょうか?」


 「はい、そのようなものを、私どもから大使へ出すはずもございません」


 「大使、確認はそこまでで、いいだろう」と殿下は指示を出していた、そして「エミリアよろしく」と手招きしている。


 なんだ、今日の殿下は偉そうにして、ガキになにができるかー! お遊びに付き合わせられるのかー! まいったねー


 うん、どこかの魔導師を手招きしてやがる。魔導師に何ができるものかー!


 「お初におめにかかります、私はエミリアです。エルムズ国の宮廷魔導師をしています。これから面白いショーを始めまーす」


 なんだー、今度は余興かー、殿下の考えは相変わらず幼子のようだなー、これにも付き合わされるのかー! じょうだんじゃねー


 エミリアは球体を取り出し、プロジェクターのようにミラージュで、壁に投影を始めた。


 「侯爵様、この風景は見覚えがありますか?」


 あれ、この家の中は、ワシの家の中じゃないかー、なにを企んでいるのかなー



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


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