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#68 ○エルムズ王国の歩み(3)〔その2〕

①○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その1〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る①


②○エルムズ王国の歩み(3)#68 〔その2〕

 ◇◇ネリアーナ...君を守る②




◇◇ネリアーナ...君を守る②


 「それは、ネリアーナさんを無理やり留学させたからです。国内ではまだ、ネリアーナさんを聖女様と後押しする勢力がいます」


 「強引に留学させるため、『国王の印章を偽造』したことを知り、父のやり方に反対して、勘当されました。私は貿易商をしているので、国益を考えることも大切だと思っています」


 「父には、国内しか見えていません。我が国が、良質な魔石をエルムズ国に輸出して繁栄し、エルムズ国の高速魔導船が海産物を効率的な輸送をして、更に繁栄していることを、分かっていません」



 リザリア師匠が「アルデスがいま重要なことを言ったわよー! 聞いていたー! 『国王の印章を偽造』よーーー!!」


 大使は「カバンから、指令書と他の書類を出して、見比べていた」


 サウベロは「大使、国王からの指示書や印章のある書類が二つしか、ないじゃないかーーー!!」


 「はい、殿下、私は国王からの指示書は、ネリアーナさんの留学と今回のものしか、頂いたことがないです」


 サウベロも一緒に見比べていて「ああ、これ、印章のかすれが、少ないじゃないかーーー!!」


 「大使、君は知らないのか、国王である我が父は、本物の証明をするため、印章にかすれが、何カ所か出るようにしてあるんだーーー!!」


 サウベロは書類を取り出して「これが、私の留学認定の書で、本物の国王の印章だ。よく見ろーーー!!」


 大使は書類を見比べていた。「かすれですが、数が全然違いますね。これらが、偽造された書類ですね」


 リリーは「まあ、それは、他国の打ち合わせの席で、行うべきことではないですわね」


 「偽物でもその指示書の写しと、大使の身柄引き渡しの書類を頂ければ、結構ですよ。元々、先日の要塞都市を主力の三人で攻略できる我が国の『ワンダー聖女』エミリアが育てていますからね」


 「あなたの国では、ネリアーナさんが『ワンダー聖女』に育つようなことを、何かなさったのですか?」



 サウベロは「エミリアさん、何とかできないでしょうか?」


 エミリア少し困った顔をして「先ほど、王女ミレーヌが言っていたように、ご自身で守ってやるんだー! という気持ちもないのですね。この場に、ネリアーナさんを参加させるべきでしたわね。その方があなたの本来の姿がよく見えたでしょうに」


 サウベロは、考えていた、俺がやらないで誰がやるんだ。俺は、ネリアーナを守るんだーーー!! 目に光が戻り、一人の男を見た。正義感溢れる、アルデスだ、彼と共に戦おうーーー!!


 そこに、アルデスが「失礼ですが、打ち合わせ中に発言を許してください。殿下、今こそ不正を正す時です。国王の印章を偽造したものを告発しましょう。殿下と共に私も戦います」


 「よし! ありがとう。共に戦ってくれ」そして、ミレーヌやエミリアを見た。


 「いま我が国の未来を開くため、俺は彼と共に、今回の不正を告発して、断罪します。俺に力を貸してください」と頭を下げた。


 エミリアは、エリー(女王エリーヌ)とリリー(リリアーヌ)を見ると、二人共目で「やってきなさい!!」と言っていた。


 じゃあー、暴れてやるかーーー!!


 「それで、サウベロはどこで、何をするのかなー?」と聞いてみたー


 「はい、王都で我が父、国王と会って、まずは偽造した書類を提示して、告発の許可を取ります」


 「その後は、私にお任せください。裏の筋書きは知っていますから」とアルデスが応えた。


 「では、ホワイトサーベル国の王都へ行きたい人は、手を挙げてねーーー!!」


 うん、サウベロ、大使、アルデス、ミレーヌ...エルナちゃん、マリア、...リザリア師匠もー、えー、なんでユリウス様まで?


 ユリウスは、あの獣人のなさけない男が、エミリアちゃんと親しくしてるーーー!! と思っていたーーー!!


 私は、エリーとリリーを見たのー


 二人共、ユリウス様を見ながら首を横に振った。ユリウス様の手は次第に下がっていったーーー!!


 じゃあー、希望者は、闘技場で10分後に合流にしましょうね、マリアは案内をお願いねー



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


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