#65 ○エルムズ王国の新たな夜明け(19)その5
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その1
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅠ >
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その2
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅡ >『ざまぁ』...やり方
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その3
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅢ >『ざまぁ』...やり方
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その4
◇◇宝石の原石:原石の行方を追跡
⑤女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その5
◇◇宝石の原石:原石の行方を追跡②...え、ミレーヌのところへも!
◇◇宝石の原石:原石の行方を追跡②...え、ミレーヌのところへも!
「それができなのなら、叱られなさいねー」
「それじゃあー、仕方がないから、叱られることにするわー」
本当に、困ったー、妹弟子なのよーーー!!
私は急いで、あれから会いたくないけど...。リリー(リリアーヌ)のところへ行った。
「リリー久し振りです」と部屋に入っていったー
「あら、でもチャント晩餐会には、来ているでしょう。今日は、なにかな?」とキビシそうな表情でみられたー
「実はエルナちゃんと西エルムズのことなのですが、...」
「あら、アリウスから聞いているわよー。二人で城塞都市を攻略するんでしょう。相変わらず凄いわねー」
「えー、知っていたんですか?」
「それって、城塞都市を攻略したら、王妃にしたりしないんですか?」
「たまには、暴れてもいいわよー。西エルムズの次期国王からの依頼でしょう」
「いえ、暴れるつもりはありませんわ、一般市民もいるんでしょう。奴隷たちとか。人口1万人の都市ですよー」
「あら、そうねー、私はエミリアなら喜ぶかと、思っていたんだけど。大人になったのかな?」
「それはそうですよー、西側諸国や東側諸国の賢者ではないですから、いきなり灰にするなんてできませんわ」
「じゃあー、慎重に攻略してね。ご褒美に、王子か王女をプレゼントしてくれても、いいわよー。育ててあげるからね」
「リリー、それって、誰へのご褒美ですか? 私は、お飾り妃で十分に満足できますから。やはり、リザリア師匠ーと同じようなことを言うようになりましたね」
「そうよ、リザは幼なじみだから、似てくることも、あるでしょうね」と嬉しそうな表情だったわーーー!!
「あ、そーだ、マリアも連れて行ってきますからね」
「ええ、マリアはあなたの護衛騎士ですから、一緒に行ってね」
フー、と肩の力を抜いて、塔へ戻って行った。
塔には、エルナちゃんが残っていたー
「あ、エミリア、ソロソロお茶の時間だー、お茶の後に、叱れれることにするわー」
あー、こいつは、知っていたなー。
しかたがないので、ホットケーキを焼いて、グリーンベリー、蜂蜜、簡易ホイップクリームを小皿に乗せて、出した。
マリアも呼んで、3人でお茶を飲んだ。
「エルナちゃん、アリウス様が、連絡を入れていたみたいで、リリーから、攻略してもいいそうよー」
「でも、困っているのよー。獣人の国の人とか、聖女様達とか、私の領主就任式とかあるからねー」
「うん、知っているから、無理にとは言わない。でも、エミリアとマリアをレプリカント召喚させてくれればいいのー」
「えー、城塞都市の攻略は一般人もいると思うよー。一人で大丈夫なの?」
「うん、一人じゃないよ、リザ義姉に頼んで、アサシンの人もいるから、黒幕だけ痛めつけてくるからねー」
「マリアと話したら、エルナちゃんはアナドルと痛い目に会いそうになっちゃったねー」と二人で頷いていた。
エルナちゃんは、私達のレプリカント召喚体を連れて、出かけて行った。
私は、ミレーヌから連絡があったので、騎士マリアと魔導師エミリアの姿で、大使館へ出かけた。
いつものように、受付に行くと受付嬢が直ぐに、応接室へ案内をしてくれた。
ミレーヌが部屋に入ってきた。
「昨日、サウベロと聖女見習のネリアーナと会って、話したからね。二人とも仲良さそうにしていたからねー」
そして、ミレーヌは、概略を教えてくれた。
「じゃあ、ネリアーナが大聖女になって、『ざまぁ』ができることが、重要なのねー」と私とマリアは理解をしておいたのー
「ねー、エミリア、ネリアーナは、あのアイテムがあれば、十分だと思うわー。ただ、魔力系統を治癒したら、何かできたりする?」
「えーとね、異世界聖女のプリーストって知っている?」
「えーと、支援職で、バリアやシールドが使えて、浄化ができるんでしょう?」
「そーね、ミレーヌって勉強したの? 知っているねー。それで、ホワイトサーベルでそういう能力が不要ならいいと思うわ」
ミレーヌは、そこまでの能力が使えるとは思ってもいなかった。
「ねー、それじゃあ、まるで異世界の聖女様になっちゃうじゃないのー」
「そうねー、七天の女神様達の加護だからねー、そうなるわよねー」と応えた。
「そうなの、加護が頂けるかどうかで、大きな差がでちゃうのねー」
「だから、私はダメでも、元々になるだけだから受けていたほうがいいと思うわよ」
「うん、分かった。そうよね」ミレーヌは、驚いていたけど、『ざまぁ』にはそんな力があった方がいいと思っていた。
「それと、もう一度ネリアーナに、闘技場に来て貰って《光の聖女様》と会って欲しいのよ。出来れば、友人になってくれるといいなー、と思うのよ」
「ああ、それもそうだねー。聖女同士で、話が合えばいいわねー」ミレーヌも賛成してくれた。
「じゃあー、次回の騎士団の模擬試合を、後で連絡するからねー」とミレーヌのところを切り上げた。
就任式のお祭りの準備も、まだまだあるしねー。今日は、真っ直ぐに、塔へ向かっていた。
「マリアは、エミリアって、忙しくなってきましたねー」となんだか嬉しそうにしていた。
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