#65 ○エルムズ王国の新たな夜明け(19)その4
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その1
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅠ >
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その2
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅡ >『ざまぁ』...やり方
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その3
〔王女アリシア〕王女ミレーヌ...聖女必要...理由③
< 聖女が必要な理由を語るⅢ >『ざまぁ』...やり方
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その19】#65 その4
◇◇宝石の原石:原石の行方を追跡
◇◇宝石の原石:原石の行方を追跡
今朝も師匠―は、いつものように、ポーとしながらスムージーを飲んでいる。
ちょうど、師匠ーの大好きなアポリィの真っ赤に熟した実があった。これを微笑みながら、ポーとゆっくり飲んでいる。
エルナちゃんも朝食は、タマゴサンドを食べ、付け合わせの野菜もチャント食べている。まだマヨネーズ効果は有効みたいねー
エルナちゃんが、朝食の後に、最近ユリウス様が忙しくて、つまんないのー
「そう、政務で忙しいんだねー。大人をしているからなのかなー」
「ううーん、あの鉱山のサファイアやブルーダイヤの原石が届いていないのー。だから調べていて、忙しいのー」
「ええー! あれって簡単に見つかっちゃうから、結界と封印で関係者以外は、全て入れないでしょう。もうとり尽くしたのー?」
「それが、原石は作業をしている人から聞くと、取れているし、輸送の時になくなっているみたいなのー」
「なにそれ、事件があってとかじゃないよねー?」
「うん、輸送の人達も原石を納めたら、みんな戻って来ているんだってー」
「納めたところから、取られているのかなー?」
「うん、それを調べているみたいなのー」
「えー、でもエルナちゃん、原石が全然届いていないっておかしいよねー」
「エルナもそう思う。だから、手伝ってあげたいのー」
私は少し、他に方法はないか、考えていたー。あー、あったー。
「師匠ー、憶えていますかー、マーキング・ピクシーちゃん?」
「えーと、なんだったかなー、ああ、あれねー。うん、召喚すればいいんだよー」
「あれって、石だとかにもマーキングできるんですかー?」
「えー! 石なんかにマーキングしてどーするのよーーー!!」
「師匠ー、ゴメン。正確にはサファイアやブルーダイヤの原石を追跡したいんです」
「エミリア、適当過ぎる言い方はやめてねー。えーと、それで、なんでいるのかなー」
「あれ、今の話を...。いいえ、宝石の原石がどこかに持ち去られているようなんですねー」
「ああ、そう、ならちょうどいいわね。監視もできるのよ、箱から持ち出した人とか、運んだ人とかねー」
「じゃあー、追跡するのと、監視を頼むのと、ある程度の数を、召喚すればいいですねー」
「それじゃあ、召喚を教えて下さいー」
「それなら、エミリアとエルナこっちで、教えるからねー」教わって直ぐに呼び出せるようになった。
「エルナちゃん、じゃあー、これでお手伝いができるわねー」
「うん、エルナはチョット、西エルムズの王都へ行ってくるからねー」
「そう、行ってらっしゃいー」
エルナちゃんが、戻ってきた。
「それで、どーだったのー」
「うん、結構出して、監視と追跡を頼んだのー。アリウス様はとーても喜んで下さったわー。何日かしたら行ってくるからねー」
「何日かして、エルナちゃんが、ねー、エミリア一緒に行ってもらってもいいかなー」
「えー、西エルムズの王都へ行くのかな?」
「ううーん、原石の収納場所の近くなのー。それがねー昔の砦なのかなー」
「ええっと、チャント詳しく教えてねー」
それからエルナちゃんに、砦の大きさや、中の人の数などを聞いてみたー
「ねー、それってさーーー!!、山の中腹にある、そうねー、城塞都市じゃないーーー!!」
「そこへ、行ってどーするのー。まさか、私達で戦うつもりじゃないよねーーー!!」
「うん、アリウス様達も出撃するって、それで、麓で待っているってさー」
「えーーー!! それって、人任せねーーー!! それならダメねーーー!!」
「アリウス様が、やれって言ったのーーー!!」
「うん、エルナもやるって言ったしーーー!!」
「それって、エルナちゃんも、私も、ダメだからねーーー!!」
「エリー(女王エリーヌ)やリリー(リリアーヌ)とユリウス様にも頼んで、ガッチリ叱ってもらいますーーー!!」
「えーと、アリウス様が叱られるのかなー」
「当然です。城塞都市を二人で攻略できるけど、それって、他の国で暴れる、じゃあすまないのよー。進撃と同じだからねー」
「エルナちゃんも、師匠ーに姉として、叱ってもらいます」
「まだ、やっていないのにー?」
「やったら、それじゃあ、すまないでしょう」
「じゃあー、エミリアはー?」
「うーん、まだやっていないから、叱られないよー」
「エルナも、まだやっていないって言ってるよー」
「そうねー、じゃあー、断ってきなさい。アリウス様に言うのは『頼むのなら、自分も進撃するし、エリーやリリー、ユリウス様にも頼んでからだね』と言ってきてねー」
「それができなのなら、叱られなさいねー」
「それじゃあー、仕方がないから、叱られることにするわー」
本当に、困ったー、妹弟子なのよーーー!!
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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