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#11 ○衝撃的会話のキャッチとネズミさん達の情報整理

エミリアには、衝撃的な情報が...、王女様は...。


本日(2025/04/29 07:00頃)追加・改訂をしました。



◇◇衝撃的会話のキャッチ


 先日の事件のあと、戦闘メイドのマリアだけではなく、

普通の侍女も、散歩のお供をしてくれている。

 私は、モチロン、偽装のアイテムで栗色の髪・茶色の瞳にして

侍女エミリアのスタイルでね。


 離宮内とはいえ、庭園なので庭師が手入れしているしね。

良くxxx村とかヨーロッパ風のテーマパークにあるような

庭園を思い出した。


 我物顔わがものがおでそんな庭園を歩けるのは、とても気持ちがいいよ。

こんな本物の王女様体験は、異世界でないと、できないね~と思った。


 この侍女と仲良くなってきたので、侍女の噂話を色々と聞き

出しながら、他にヒソヒソ話を拾っている。


 じつは、庭師や門の騎士のヒソヒソ話などを聞き、

この国の内情も、少しづつ分かって来た(遠隔盗聴)。


 そして私は、重要なヒソヒソ話を聞いてしまった。

離宮の侍女と王弟殿下のご子息ギルバートがヒソヒソ話をしているのを

キャッチした。

私の専属侍女の誰か? から報告を受けているようだ。


 その会話の中に衝撃的な予感がする話があった。


 「王女エリーヌは、毒で死...で、...なっている」

「この国の北地方は、王女様の...に、...を使って押さえておきたい」

え! 何だ、肝心なところに、ノイズが乗っていて聞き取れない!


 私は、遠隔盗聴しながら、心の中で、呟いている。


 えっと、王女様は、瀕死ひんし状態なのか?

そう言えば、ドラマとかで毒のため失明するが命は助かるってあったような?

体が不自由になるとか? まさか、亡くなってはいないよね?


 まあ、シッカリ聞き取れないから、悪い予感を考えるクセもあるしね?


 イザベラ牽制のため唯の影武者役ではなく、

本人の身代わりが必要だったって。

 まあ、それはリリアーヌから【特別任務】と聴いていたけどね。

でもそれは、本人が延命ではなく、回復治療中の前提だからね!


 南地方に出発したのはあの影武者だけだったのかな?

王女様が瀕死なら馬車に乗れるはずはないね。


 救急車で搬送はんそうするようにいかないからね!

街道といっても、あんなガタガタ道で馬車だからね。

私だってたぶん、異世界マンガにあるように、お尻が痛くなるよね。


 気づいちゃった、私の報酬は王女様のオコズカイ枠の一部じゃなかった。

王女様のオコズカイ枠の金額だった!

それって! いくらなんでも、本物の王女様が怒るよね。

 今頃になって、おかしいなーと気づいちゃった!


 何となく予感はしてたけど、本人が回復治療中だと、

信じていたいな。

やはり、リリアーヌは隠しごとをしていたのか?


 うん、それで、私の務める王女エリーヌは、誘拐されたら

国盗りの傀儡政権に、使われる可能性が高い、って!

 その場合に、王女エリーヌの偽物を証明しようにも、かなり時間が

必要となる存在になっている、って!


 私のチート様の働きが、優秀過ぎだよね!

だからか、絶えず監視するように指令を出しているね。


 ただの影武者じゃなく、もし不自由な体なら本人として利用ができるのか?

まあ、そうだよね。それなら、邪魔になるときは、殺処分されるかも?

と予測しておいたほうが、良さそうね。


 なんだか状況は、更に悪化していて逃亡が難しくなっていく、なんか!

段々と高く積み上げてられていく壁の存在を感じちゃったよ!


 そうだ、ネズミさん達の情報も、やっと話と話が交差してきた。

今夜は、部屋で集まった情報を、整理してみよう、と決めた。



◇◇ネズミさん達の情報整理


 ネズミさん達の交差した情報を、整理してみるね。

また、私の刷り込まれた記憶の交差もあるよ。


【エルムズ王国の状況】

★イザベラには男の子、エルムズ王国の第二王子ギラールがいる。

 ウワサでは、自称現王妃は次期国王を狙っているみたい。

 確か出身国の東エルムズ国とツルンデいるようなんだよね。


★第一王女エリーヌは、三年前に前王妃の親戚、シュトリアル国第二王子と

 婚約が内定していた。

 現国王が、臥せっているため、公表は保留している。

 ふ~ん、シュトリアル国はこの国の、5倍はある大国だよ。


★この時点では、シュトリアル国第二王子ユリウスは、王女を王子妃として

 自国に連れて行く予定だったようだ。

 リリアーヌも専属の侍女で行く予定だった?


 え! このときに、すぐに連れていけば良かったのよ! あ~うん?

 私的にはだめだね、私は召喚後に、即王城を追い出されていたよね。

 お嫁に行った王女様が変装したように見える私は、リザリアの予想では

 貴族に売られるか、奴隷になるか、娼館行き、だったね。嫌だ―!


 でもユリウスとリリアーヌは盗聴した時に、凄い親しげに話していたよね。

 え何、ネズミさん達から、王太子なら側妃になるけどってなんの話なの。

 うん、ユリウスとエリーヌなら王子妃か。で、リリアーヌはおメカケさん。

 ああ、そういうことか。二人を娶るつもりだったんだね。


★2年前まで現国王が、北地方と繋がりを強くするため、王太子と公爵家で

 婚約していた。

 だが、断罪の上婚約は破棄された。令嬢は、シュウプリモス公爵家エミアーヌ。

 え! リリアーヌのお姉さんなの?


★今は王太子妃としてコゼットと結婚した。コゼットは西エルムズ国王の

 庶子の疑いがある(エルムズ国伯爵家の養女になっているが)。

 断罪は北地方の領民の間では、冤罪の疑いが強く、不評の原因になっている。


 ふ~ん、だからだね。変だと感じていた。

 パレードのときに、王都民からあまり歓迎されて、いなかったのか。


 そうだ、リリアーヌはあの影武者さん、アリシアは無事と言っていたけど

 どうなんだろうかね。

 え何、ネズミさん達から、アリシアは、マリア並みに強いって。

 だから、複数相手でも逃げられれば、無事なのか。ふ~ん、そうなんだね。


★それとネズミさん達の情報では、王弟殿下と王太子殿下は、

 イザベラの王女暗殺計画を、知っていたんだね!

 見ないふりして、実の妹をオトリにして暗殺させたのか?

 しかも、生贄にしても、尻尾もつかめていない。 無駄死にだね!


 リリアーヌもこれ知っていたかな? あ、リザリアもか?

 「王弟殿下と王太子殿下は、何度つまずいても、こりない」みたいに

 言っていたよね!


 だからだね。私を見て態度が不審だったのは。あいつら、とんでもネ~!

 本人に会ったことはないけど、ざまあは、してあげたくなったね!

 ラノベの死に戻った王女を見る感覚だったのかな?


 ふ~とため息が出た。


 続けないと。

◎シュトリアル国第二王子ユリウスは、エルムズ国北地方へ、

 食料援助を始めてる。

 また、食料の交易も増えてきている。

 そのため、北地方の領民には、好評価されている。


 ふーん、いい人なんだね。リリアーヌと仲がいいしねー。

 でも私は、遠慮しておくね。本物の王女様とリリアーヌに任せるからね!


本日(2025/04/29 21:00頃)構成など改訂をしました。


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