#61 ○エルムズ王国の新たな夜明け(15)その4
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】#61 その1
〔女王様の即位式11〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ⑧...
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】#61 その2
〔王女アリシア〕領主アリー...領地のお散歩...
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】#61 その3
〔王女アリシア〕夜会後...聖女様達...
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】#61 その4
〔王女アリシア〕夜会後...聖女様達...②
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】
〔王女アリシア〕夜会後...聖女様達...②
「ユミナはその方が気になったのー?」
「ええ、獣人のワータイガーって、私の趣味なんですよ。だから、とても気になっているんです」
私は、日本だったらコスプレで済むけど、本物の獣人になるよーーー!! 大丈夫かなー? と思ったわー
「それで、神殿長とか神官さんは、なんて言っているのー」
「まず、人種族の方から考えてみて欲しいと、言われたので、困っているんです」
私は、この子達の母親の立場で考えてはいけないなー。過保護になって相手も知らずに反対は良くないと頭を切換えたー
「そうなんだー。ねえ、エリカはどう思うのー」
「私は、応援したいと思います。私もケモ耳大好きですからね」
私は、もう少し聞かないとねー
「二人の気持ちはわかったわー。じゃあー、その方は王族なんでしょう。どんな方なの?」
「ホワイトサーベル国の王太子だそうです」
「そう、それはとても重い立場の方ねー」
「えー! でも興味があるだけで、まだ直ぐに婚約とか、考えてはいないんですよー」
あーそうだねー。日本なら友達からとかはあるけどねー。それが、王族だと特に、ウワサから話が色恋になっちゃうんだよねー
「そーなんだねー。友達から始めるとかの感じかなー。ヒトメボレまではないんだよねー」
「ええー、そうですね。友達からがいいですねー」
「その方ってほかに知り合いがいるのかなー」
「ええっと、獣人のお姫様と親しそうに話していましたよ。あの事件に巻き込まれた王女様でしょうかねー」
ああ、王女ミレ-ヌねー、あれから心配もあるし、まだ王都の大使館に滞在しているかなー?
「そうなんだー、王女ミレ-ヌがまだ滞在していれば、ちょっと話を聞くだけでも行ってみようかなー」
「もうすでに、婚約者がいるとか、ありそうだし、そうなると、まだ親善的な交流もあるでしょう?」
「ええ、それで、何か分かれば、教えてください」
私は、王女ミレ-ヌに聞いて、婚約者がいるのが分かれば、この先がみえそうな気がしてきたー
「さあー、じゃあー、お昼にしましょうねー。親子丼だから、サッと玉子とじにして出すからねー」
私は、サッサと親子とじを作り、丼に盛り付けて、食卓にマリアが運んで行ったー
「やはり、西エルムズの鳥は美味しいねー。ここの空を飛ばない大きな鳥も、お肉たっぷりでいいけどねー、お肉が硬いよねー」
「そですねー、日本の鶏肉の感じがしていいですねー」とみんなで、鶏肉と玉子を堪能したわー
今日は飛行魔法の訓練をした。
そのあと、マリアに聖女様達の話をしてみたー
「うーん、私は、色恋はゼンゼンわからないからねー。相手に婚約者がいるか聞いて、リリーとかに相談してみてはどーでしょう」
「うん、そうだよねー。まだ、王女ミレ-ヌが滞在していればいいんだけどねー」
「いえ、各国の王族の情報は夜会の主催者なら、知っていますから。リリーにきいたほうが早いですよー」
「ああ、そうだねー。王女ミレ-ヌの所には行くけど、あてにする必要はないよねー。マリアありがとう」マリアをキューとしたー
リリーのところに行って、ホワイトサーベル国の王太子について、聞いてみたー
「アリー(アリシア=エミリア)、それって、聖女様達に絡んでいる話でしょー」
「えー、どうして分かるのー」
「もー、保護者は失格かなー。いま噂になっているのよー。聖女様のユミナさんへ、王太子がぜひ招待したいと、話がもう広がまっているのよ」
「神殿も、簡単には断れないでしょう。それと、急に王立学園に留学の申込みがあったのよ。それも困っているのよ」
「じゃあ、リリー、もう少し詳しく分かるかもしれないから、王女ミレ-ヌのところに行って聞いてみるねー」
なんかー、また何か巻き込まれそうな予感もしてきたねーーー!!
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=