＃６１ ○エルムズ王国の新たな夜明け（１５）その２
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その１５】＃６１ その１
〔女王様の即位式１１〕王女アリー．．．暗殺の舞台ウラ⑧．．．
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その１５】＃６１ その２
〔王女アリシア〕領主アリー．．．領地のお散歩．．．
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その１５】
〔王女アリシア〕領主アリー．．．領地のお散歩．．．
※「この話の時間軸は、『ユリウス様の正妃選びの試練』の『あとの』頃になります
私は、お姉さま方、ありがとう。これで、安心できますわーーー！！ と思ったわーーー！！
「それでは、私からは以上です。それとこの機会に一言ですが、アリウス様方もお考えになるとよろしいかと思いますわ」
エルナちゃんは、一瞬だけピックとしていた。あの一言※まで入っているとは思わないでしょうからねー
あの事件のあった日から、数日が経っていた。
あれ以来、エルナちゃんは朝食を食べに来ない。リザリア師匠は、いつも通りポーとしながらスムージーを飲みに来ている。
エルナちゃんは、義妹でも、師匠ーと姉妹、その辺が似てきているのかなー。
今日は、領地へ外出する。師匠ーの時のように、うなぎ弁当をおみやげに買って帰るかなー
マリアは、あの誘拐未遂事件の功績で、騎士団から名誉女騎士の称号と騎士団にも所属になった。
今は、筋トレの効果で、また筋肉質のカッコイー女騎士になって来たー
外出先は、私の直轄領の領都エルモベスト。
その近くにある湖に行く。
領都エルモベストの、私の居城の一部屋を、前はアリシアとして借りていたが、いまは私の部屋になっている。この部屋に転移する。
私は、マリアと領都エルモベストの居城の一部屋へ転移してきた。
さーて、今日も湖まで飛ぶゾーーー！！
私はマリアと一緒に、タンデム飛行を楽しむゾー。流線型シールドの中に丸い柱のシールドを縦に固定してバイクのシートのようにした。今日は、マリアが先頭でタンデムで飛行するんだ。
フライト属性と偽装を付与して出発だ。ゆっくりと上昇する。それから、一気に加速する。
やはり、高度１，０００ｍ上空から地上を見ると、大パノラマだねー。マリアもワクワクしながら、先頭で操作しながら飛んでいる。
スピードはワザット時速３００ｋｍで飛んでいる。今日は、もっと飛ばして、時速５００ｋｍで飛んでいる。
湖に着いたー 湖面を漁師さんの小船を避けて、飛びぬけて行くー 水鳥達が気配を感じて一斉に飛び立っていく、気持ちがいいな。
日の光が湖面に反射して、さざ波で揺れてキラキラする景色はいつ見ても、気持ちのいいものと感じるなー
マリアの操作も、いい感じに攻めていて、躍動感があふれているなー
湖の飛行は気持ちが良かったなー。マリアと一緒に、帰りのタンデム飛行を楽しんでいる。マリアはとても嬉しそうにしている。
私達は居城の庭に降りた。そこから領都の街まで行く。
さあー、いつもの「月の湖亭」。お店に入り、大将にうな重を注文する。
あ、大将が「領主就任、おめでとうござます。王女様」
「ええ、こちらこそ、いつもありがとう」
え、就任祝いは、七天の女神様達を呼んで欲しいってー！ そうねー、集まってきた方々に喜ばれるよねー
あとはいつものうなぎ弁当を注文する。最近更に、希望者が増えてきて注文数が多いんだよねー。
今日も、うな重を２つ食べよう。別腹々！
ヤッパリ、うなぎとごはんの組み合わせはいつでも、最高だねーーー！！ マリアと堪能したーーー！！
さー、エルナちゃんにも、うなぎ弁当のおみやげを持った。
これで、明日の朝、タマゴサンドを食べに来るかな？ エルナちゃんもいないと寂しいからねー。若い時の失敗はいつまでも引きずって欲しくないねー、ゴメンで済ませていいんだよー
マリアに、エルナちゃんへのおみやげ、うなぎ弁当を持って行ってもらった。
前と違って、自分の領地になったから、お散歩も楽しさイッパイだねー
うん、マリアが戻ってきたー。素直におみやげを受け取ってくれたんだ。じゃあー、明日は師匠ーと一緒に来てくれるかなー
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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