表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/615

#61 ○エルムズ王国の新たな夜明け(15)予告

新エピソードの予告版です

◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】

〔女王様の即位式11〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ⑧...



◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その15】


〔女王様の即位式11〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ⑧...


※「この話の時間軸は、『ユリウス様の正妃選びの試練』の『あとの』頃になります


 夜会の後に、女王様とリリアーヌが、ユリウス様とアリウス様、エルナへ、エミリアのところへ行くからと伝えて向かった。


 別室で、ゆっくりとしていたアリシア(エミリア)のところへ、女王様達が入ってきた。


 あれ! 私はみんなから、叱られるのかなーーー!! と驚いていたー



 女王様は、みんなが着席するのを待っていました。着席を確認してから、今日の事件の説明が必要でしょう。


 女王様が「リリー(リリアーヌ)から、今日の事件の説明を頼みますね」と指示した。


 リリーから、映像魔法による映像魔道具の記録があったので、黒幕が誰なのかすぐに分かりました。


 元々、王太子殿下の直轄領の受け継ぎをめぐっては、公爵家同士が論争をしていましたが、その黒幕も明らかになりました。


 エルモ川と中継都市のエルモタームの利権が目的でした。


 そのため、今日の事件は、その領主になった、王女アリシアの誘拐が目的でした。


 王女アリシアを、自分が自由にできるようにするための誘拐でした。そして、この黒幕は、デルタール公爵でした。


 デルタール公爵は、この国を北から南に流れるシュトラル川と、この国を西から東へ流れるエルモ川が合流する場所、貿易都市のゴリュウの利権を握っていました。


 恐らく、これに味をしめて、更に利権を求めたのでしょう。


 デルタール公爵は、王太子妃のコゼットの支援を、していることは分かっていたのですが、証拠がどうしても確保できずに、コゼットの事件後も野放しの状態でした。


 デルタール公爵は、とても狡猾こうかつです、今日を逃していたら、次の機会はいつになるのか分かりません。


 しかも、それを我々が待つ間に、次の狡猾な手が打たれていたでしょう。そのままでは後手になるだけでした。


 今日その証拠も確保できたので、これ以上勝手はさせません。


 今日アリシアが、少々無理をしてでも、映像魔法による映像魔道具の記録を確保したのが、最大の功績です。


 ただ、この姿勢は褒めることができないので、アリシアの行動についてを、不問とすることに留めます。


 リリーから「この説明で、不明な方は、ご質問をお願いします。また異議や、問題としたい方ご発言をお願いします」



 誰からも、質問や意見はなかった。


 女王様から「アリシア、領主として、自分の領地を守ったのは、立派ですよ。頑張りなさい」と言葉をかけらた。


 「はい、ありがとうございます。領主として務めてまいります」とアリシアは応えた。



 更に、女王様から「私から提案がありますわ。リリー、また説明を頼みますね」


 「はい、それでは説明をします」


 「今までの、国王と正妃、側妃ですが、国王だけの判断で無秩序に気ままに『渡たる』ことで妙な順位ができたりして、国の動乱を招いた例はかなりあります」


 「我が国としては、女王様からの提案で、これを改めます。ユリウス様の同意も必要ですが、私たち、お妃3人の仲良くまとめた意見にも従って頂きたいと思います」


 ユリウス様は、え、どーしてー、との表情をしていた。


 「先ほどの証拠を握った、『映像魔法による映像魔道具の記録』の中に、とある人の言葉で運命が左右される恐れを感じました」


 「例えば、まだ婚姻していない婚約だけの側妃に王子や王女を生ませてしまう、可能性は否定できません」


 「これらを予防したいと思います。正妃と側妃予定者の方で賛成の方は手を挙げて下さい」


 そして、3人が手を挙げて賛成した。


 ユリウス様は、困ったーーー!! との表情をしていたーーー!!


 女王様から「それでは、ユリウス様のご意見は、いかがですか?」


 ユリウス様は押し切られる形で「うん、分かった。いいことではないから、それに賛成する」と少し不服そうな表情をしていた。


 私は、お姉さま方、ありがとう。これで、安心できますわーーー!! と思ったわーーー!!


 「それでは、私からは以上です。それとこの機会に一言ですが、アリウス様方もお考えになるとよろしいかと思いますわ」


 エルナちゃんは、一瞬だけピックとしていた。あの一言※まで入っているとは思わないでしょうからねー



※#60 その3 文末のほう、をご参照ください



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ