#60 ○エルムズ王国の新たな夜明け(14)その3
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その14】#60 その1
〔女王様の即位式6〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ③...
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その13】#60 その2
〔女王様の即位式7〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ④...
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その13】#60 その3
〔女王様の即位式8〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ⑤...
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その14】
〔女王様の即位式8〕王女アリー...暗殺の舞台ウラ⑤...
※「この話の時間軸は、『ユリウス様の正妃選びの試練』の『あとの』頃になります
「あらー、こんな場所で使うなんて、命がいらないのねー。王城内で魔法はご法度なのに、不敬罪に匹敵するわねーーー!!」
「公爵様、こんな生意気な女は、俺が消滅させてやるーーー!! そのあと、公爵様をお助けしますからねーーー!!」
「えー、長々と話していて、魔法の詠唱はこれからですかーーー!! 相手はあなたを待ってくれる、お優しい人ばかりでしたのねーーー!! それはとても幸せな生涯でしたわねーーー!!」とオモイッキリ挑発をしてあげたーーー!!
自分が、すでにシールドで包まれていることにも、気付いていないのねー、哀れなお人ですことーーー!!
エルナちゃんが「エミリア...じゃない、アリシア大丈夫ーーー!!」と言っている。
「エルナちゃん、ありがとう、助けにきてくれたのねー。私は大丈夫よー、公爵をお願いねー」
私は、まだ詠唱をしいるのかーと、少しイラとしたーーー!!
「ギャーーー!!」と言う汚ない声が、やっと聞こえたわーーー!!
見ると、やっとドーム・シールドの中で火炎魔法が発動し、意識を失ったので魔法が消滅していた。
公爵は? エルナちゃんが、鼻までドーム・シールドで包み水を注いだので、気を失っていた。
衛兵があれだけの大声で騒いでいる中で、やっと集まってきた。
私は、映像魔法で記録した魔道具をマリアに渡し、このあとの片付けを頼んだわー
「はい、任せて下さい、王女様」とマリアから、久し振りの言葉を聞いたわー、『王女様』ねー
私は、普通のOLをしていた人なのに、巻き込まれて召喚されて、とうとう『王女様』にもなっちゃっていましたー
私は、王女ミレ-ヌとエルナちゃんを連れて、静かに? 夜会へ戻って行ったー
「ねえ、王女アリシア様、ご迷惑をおかけしました」と王女ミレ-ヌが謝罪をしていた。
「いいえ、私のために怖い思いをさせてしまいましたね。あれは、私が領主になることを不満に思っていた貴族でした。申し訳なかったわねー」
「でも、エルナは、ミレ-ヌとエミリアが外に出て行ったのを、見ていたからねー、危なかったわねー」
二人で「エルナちゃん、助けに来てくれて、ありがとう」と言っておいたー
でもエルナちゃんは「うん、エミリアはライバルだから、いなくなると寂しいでしょう」
「えーなんの、ライバルになるのかな?」と聞いてみたー
「モチロン、アリウス様に決まっているでしょー」
「えー、どーしてー、私はユリウス様の側妃になるんだからねー」と言ってみたー
「それはねー、アリウス様が、エミリアに興味を持っているからだよー」
私は、またしても君が元凶かいーーー!! と思ったわー
「でも今日ユリウス様と話してて、エミリアの白い結婚が簡単に白い結婚じゃなくなることも分かったから、ユリウス様には黙っていてあげるからねー」
えー、私って感謝していいのか、それとも脅されているのか、複雑な心境ー
「わかったわー、ありがとう」と言っておいたわー
あ! 私は大変なことに気付いたわ、エルナちゃんにウィークポイントを、握られちゃっているってことだわーーー!!
私をチラッと見たエルナちゃん「でもエミリア、王子か王女を生みたくなったら言ってねー、私の一言で済むからねー」
ヤッパリ、エルナちゃんはとても、怖い子になっていたーーー!!
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