Quiet talk 取り巻きたちの疑問その2
取り巻きのゴブリンナイトの話です
ボレスの取り巻きの1人のゴブリンナイトが声をかけた
「どうだった?」
「ダメだった...
リュディアの野郎と関わり続ければわかるってさ」
「なにそれ」
ボレスの元に行ったゴブリンナイトはボレスと最も親しい者No.2である
聞いてきたのはNo.3だ
No.3~No.6は拠点から少し離れた森の中の洞穴で密会していた
この場所はNo.5が狩りをしてるときに見つけた場所だ
草木に隠れており外からは…見つけにくいところにある
洞穴を見つけ入ったときは、熊が数頭いたが全て殺して食料となった
この洞穴の中にいた熊は以前…リュディアが戦った魔物の下位種である
"フォレストベア"という魔物だ
"マーダーグリズリー"と比べて力も…能力も知能もものすごく低いのだ
ランクでいうと"Dランク"程度
"マーダーグリズリー"は"Aランク"を超える化け物である
"ゴブリンナイト"のランク"Cランク"である
この"ランク制度"はかつて"冒険者ギルド"が決めたものだ
冒険者は危険な仕事を請け負って生活している
そしてランクが上がるごとに難易度がはね上がるのだ
新人などに上位の危険な仕事をさせるわけにはいかない
冒険者ギルドができた当初、そういう取り決めがあり、この"ランク制度"が可決されたのだ
ゴブリンナイトたちは…ボレスが以前ように勇ましい存在に戻って欲しかった
取り巻き達からしたら…今のボレスは"腑抜けた"感じにしか見えなかった
"群れの為に力を使うこと"が取り巻きたちからすれば、それが残念でならないのだ
以前のボレスは相手が"強いやつであろうと弱いやつであろうと"ぶっ飛ばしていた
逆らうやつは殺したりもしていた
取り巻きたちは"それ"がカッコイイと思い、ついてきたのだ
それなのに...それなのに...
全ては"リュディアが原因"と考えていた
"どうにかできないものか"と取り巻き達は話し合いを続けるのだった
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