chapter63 重労働その2
次に犬たちに指示だな
「おまえたちは獲物を引っ張ってきてくれ
子供イノシシが持ち運びできるなら拠点へ持って行ってくれるか?」
すると犬たちは「ワン」と吠えて作業に入った
おれは犬たちを集めてそう言って休憩することにした
休憩してながらみんなの動きを見ているがゴブリンたちは苦戦してるようにみえた
それでもみんなで頑張って樹木を運んでいる
ホブゴブリンたちは二人一組と言ったが樹木を一人で運べるものは一人で運んでいるようだ
それからしばらく経ち(30分程度)、体力も回復したのでおれも作業に戻ることにした
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数時間、気づけば夕焼けが空を覆っていた
「今日の作業はここまでにしよう」
おれは仲間たちに大きな声で言った
するとゴブリンたちは次々に作業をやめていく
そしてみんな地面に座ったり、寝そべっていく
まぁ疲れただろうしな
しばらくはいいいか
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10分くらい経ち、夕焼けから辺りが真っ暗になり始めておれはみんなに声をかけるように叫ぶ
「みんなー!!
獲物を持てるだけ持って帰ろう」
実はまだ倒したイノシシを全部仕留め切れていなかったりする
数が多すぎた
仕留めのは40匹くらい
その内の半分はおれたちの腹の中だ
ここに残ったイノシシたちはここらの魔物に食われるだろうけど仕方ないね
ゴブリンたちから不満な声が上がる
まだ疲れが取れてないのだろう
...まぁ、当たり前か
「帰りが遅くなるし、向こうにいるコたちが心配するよ」
おれがそう言うとみんな観念したのか体を起こし始めた
ここに留まってもいいんだけど危険だしな
疲れは残ってるけど、おれの魔力は回復してるから魔獣に襲われても大丈夫だと思う
奥から現れなければ...
この場所は拠点から"南側"に1時間ほど歩き、"西側"に10分ほど歩きたところであるのだ
おれは残った箇所の内の一つ
10匹の群れの一番でかい赤いイノシシを担いだ
ホブゴブリンたちやゴブリンたちも同じところにいたイノシシたちをみんなで協力して担ぎ、拠点に帰るのであった
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