chapter59 危険性
ゴブリンたちが進化して犬たちに襲撃された翌日、おれはホブゴブリン5体とゴブリンナイト1体を連れて狩りをすることにした
このゴブリンナイトは数週間前まで一緒に狩りをしていたホブゴブリンくんである
おれたちは"南側"で獲物を狩りをするつもりだ
何故、"南"かと言うとおれが樹木を伐採した影響で森の奥の魔獣がやってきてしまった
先日の"フォレストウルフ"や"キングドッグたち"が襲来してしまったのだ
だから"強い魔獣"を可能な限り、仕留めておれたちのごはんにしようと思ったのだ
おれの訓練にもなるしホブゴブリンたちの訓練にもなってちょうどいいしな
因みに、犬たちは拠点を守ってもらうことにした
おれが"出掛けてる時"はだけどね
拠点にはボレスとその取り巻きの"ゴブリンナイトたち"がいるけどボレスは武器作りしてもらってるし、"いざ"というときゴブリンたちを守れないかもしれないからね
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ゴブリンたちは増え続けて、今では群れ全体で100匹くらいだ
そのうちの28体はホブゴブリン、15体がゴブリナだ
生まれたゴブリンに上位種がいた
"ゴブリンメイジ"と"ゴブリンアーチャー"である
この二種の特徴は
"ゴブリンメイジ"は"魔法を得意とする"ゴブリンである
練習しなくても魔法を使えていた
使える魔法は"火魔法"だったけど
"ゴブリンアーチャー"は"弓を使い"中距離、遠距離の攻撃を得意としたゴブリンである
ゴブリンナイトと同じ能力
"武器生成"を持っていた
狩りに来る前に弓をみせてもらったが、ゴブリンナイトたちと同じように、粗末な感じだった
"武器生成"のレベルが上がればいい感じになるだろうから頑張ってもらいたい
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そんなこんなで獲物をたくさん仕留めないといけないのだ
そして"南側"は森の奥から魔獣から来てるような気配があった
おれたちの縄張りを荒らされてはたまらないし、おれたちも被害が出るかもしれないからね
そういう"危険性"があったので、探索ついでに獲物を始末しちゃおうと思ったのだ
狩りに来て1時間...
"森の奥"から"強い気配"のやつが現れた
おれはどうなやつか気になり、気配がする方向に魔法を放つ
「魔獣鑑定」
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「フォレストモンキー」
森に生息する猿の魔獣
とても賢くすばしっこく学習能力が高い
手先も器用の為、道具などを奪ってくることがある
街に現れると市場がめちゃくちゃになる為、人間たちからは嫌われている
相手の動きを真似て学習する
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まためんどくさい魔獣が来たなぁ
数は10匹ほどか
今のこいつらじゃ荷が重いだろうなぁ
「敵が来るからみんな構えて」
おれはホブゴブリンたちにそう叫ぶ
すると樹木を伝って猿たちが現れた
うろちょろせれると面倒だから樹木を伐採したいが...さてどうしたものか...
素早い相手じゃ肉弾戦はキツいよな
数は10匹もいる
おれはどう戦おうか考えていたら猿たちは樹木から勢いよく飛びかかってきた
ホブゴブリンたちは襲ってきた猿たちにパンチ、槍、木剣で応戦するも素早い動きで簡単に避けられてしまう
「ウキキ、ウキキキ」と嘲笑うかのように鳴く猿達
それを挑発と受け取り騒ぎ立てるホブゴブリンたち
さて、どうしようか
魔法をぶっ放ってもいいけど...射程がなぁ...
樹木の枝の上でホブゴブリンたちにお尻をふって挑発してる猿たちとの射程は7mほど
届かないわけではないけど絶妙な距離を取られたな
冷静に分析するおれ
挑発してくる猿たち
騒ぎ立てるホブゴブリンたち
ゴブリンナイトくんは、なにもせず猿たちをみつめている
なにこの状況、客観的に見たら...混沌すぎん?
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