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ゴブリンになった人間  作者: 火川蓮
第1章
7/102

chapter7進化

少し、詰め込み過ぎたかもしれません

長いです

昨日はいつもより帰るのが遅くなってしまった

昨日のあの四匹のゴブリンたちはよほど腹が減っていたのかおれが作った即席の罠を使い角ウサギを狩りまくった

元気に追いかけ、追い立て数十ほど(20匹は越えてなかったと思う)仕留めていた


腹がいっぱいになった時にみんなしてお礼を言われた


そんなこんなあって、洞窟に帰ったのは日が暮れてから

洞窟にいたゴブリンたちが心配していた

申しわけなく思う

それで日課にしている筋トレと魔法の練習を軽く終わらせ眠りについた翌日


おれと初期に協力してくれたゴブリンに変化が起こっていた

二人ともホブゴブリンに進化していたのだ


まぁ、あれだけ餌にありつけたら進化する養分にもなるか


おれはいつも通り、魔法の練習と筋トレを済ませ、協力者のホブゴブリンとゴブリンたちに声をかけ狩りへと向かった


■■■■


いつものように角ウサギを狩っていると赤いイノシシが遠くから見えた

せっかくの獲物だ

あいつを狩りたい

けど、こいつらには難しいだろう

おれにも難しいと思ってしまったのだから

なら工夫しようではないか


「みんな、きいてくれ

でかいイノシシを見つけた

でもお前たちは手を出さないでくれ」


「なんでだ?」


「独り占めか?」


「それはずるい」


ゴブリンたちは騒ぎ立てるがホブゴブリンくんはわかってるみたいだな


「違う

試したいことがあるのと危険だからだ

あいつは強い

みんなでかかっても返り討ちに合う可能性が高い

最悪、死ぬ」


おれがそういう言うとみんな黙りこんだ


「試したいこととは?」


ホブゴブリンくんが声をあげる


「少し考えがあってな

みんなはいつものようにあの角ウサギを狩っていてくれ

餌抜きにならないようにな」


「そういうことかよ」


「それなら仕方ないね」


「わかったよ」


「それならおれたちはこの場所離れるか

邪魔になっちゃ悪いし」


ゴブリンたちもわかってくれたようだ


「手伝いはいるか?」


ホブゴブリンがそう声をかけてくれたが


「いや、必要ない

お前にも被害が行くかもしれないし

お前もウサギを狩っていてくれ」


「わかった」


■■■■


おれは赤いイノシシに向かって土魔法を発動させた


「"クレイホール"」


すると赤いイノシシの足元が粘土となり沈んでいく

"クレイホール"これは一定範囲の地面を粘土に変える魔法だ

赤いイノシシは異変を感じ暴れようとするが

おれはすかさず、土魔法を発動させる


「"ロックウェーブ"」


この"ロックウェーブ"という魔法は周囲の地面を固める魔法だ


赤いイノシシは暴れるが足が抜けず暴れた勢いで自ら足を痛めたようだ

「ブヒィイィイイ」と悲鳴をあげている


他のやつが寄ってきてもめんどうだし止めをさしてあげるか


「"ウォーターボール"」


おれは赤いイノシシの顔が収まるくらいの"ウォーターボール"を作成した

そしてその水球を赤いイノシシの顔に押し付け赤いイノシシを溺れさせる

赤いイノシシは暴れるが水球が大きいため振りほどけない

そして時間が経つにつれ、赤いイノシシの勢いはおさまっていった

勢いが弱くなり、抵抗という抵抗をできないくらい弱った赤いイノシシをみておれは水球を解く

すると赤いイノシシは「ブヒィ... 」と弱々しく威嚇する

おれは最後に止めを刺す為、土魔法で槍を作成し赤いイノシシの喉を切った

赤い液体が飛び、赤いイノシシは完全に動かなくなった

おれは勝利したことに喜び

地面を粘土に変え、拘束を解いた

どうやって持ち帰ろうかと悩んでいると

一緒に狩りにきていたホブゴブリンとゴブリンたちがやってきた


■■■■


「すごい鳴き声聞こえたけど...どうし...え?」


「これ?おまえが仕とめたのか?」


「すげえ!!」


ゴブリンたちが絶賛してくる


「まぁな

魔法で工夫してなんとかね

正面きって戦っても勝てないし逃げられたら嫌だからね」


「まぁ、逃げられたらもったいないもんな」


「倒したはいいけど...

どうやって持って帰ろうか

みんなで運ぶには体力がもたないよね?」


「そうだな

すごく重そうだ

おれはホブゴブリンに進化してパワーが上がっているといえ、厳しいだろうな

ふたりいるとしても

ゴブリンだととても無理だ」


「だよな

おれもそう思う

でもそろそろ他のゴブリンたちが暴れそうな雰囲気があるんだよね」


「そうなのか?」


おれは

ホブゴブリンくんと会話を続ける


「ああ

こいつらみたいに、話がわかるやつならいいが、そうではなそうな感じだし

嫉妬や羨望の眼差しは未だに感じるからね」


「ああ

ぼくもそれは心当たりあるな」


「うーん、そうだ

ひとつ実験してみたいことがあるんだがいいか?」


「「「「「実験!?」」」」」


みんなが驚きの声をあげる


「このでかいのを持って帰れるの?」


「そんなの無理だよ」


「でも置いていくのもったいない」


■■■■■


うーんそうだな

まずは「"クレイウェーブ"」と詠唱し

おれは周囲の土を粘土に変える魔法を発動させる

すると


「お?」

「なにか始めたぞ?」


ゴブリンたちが声をあげるが今は無視だ

次に


粘土になった土を丸く整え、テニスボールくらいにする

それを8つ作り、次に4つ長い棒状ものと短い棒状のものを作る


短い棒状のものをボールにぶっ刺し少し隙間を作るのにぐりぐりといじる

次にボールから棒が抜けないようにボルトのようなものを作り固定

これを八ヶ所やった


次に短い棒と長い棒をくっつける

くっつけるても長い棒を短い棒にぶっ刺しT字にする

それを四ヶ所作る


壊れないように全部に"ロック"の魔法をかけ固める

次に、赤いイノシシが収まるより少し小さめに長い棒状なものを4つ作り四角く繋げ、逆T字にしていた棒に突き刺し、"ロック"の魔法ですべて固める

次に持つ部分というより、引っ張る部分を作る作業にかかる


また棒状のようなものを3つ作り、コの字に繋げる

そして"ロック"の魔法で固め繋ぎめの部分を粘土に変えぶっ刺し繋がったらロックの魔法で固める

これで完成


見た目は荷物を置場所がくり抜かれたリアカーみたいになった

車輪多いけど...

リアカーってでかい車輪が二つだったよな?

まぁいいか

運べれば


■■■■


「完成だ」


「なにこれ!?」


「なんか変なの作ったなぁ」


「これどうするの?」


 ゴブリンたちが騒ぎ始める


「これを使ってあの赤いイノシシを運ぶ」


「「「「「運ぶ!?」」」」」


うーん

まだ強度が心配だ

ダメ押しにもう一回土魔法をかけるか


「"ロックウェーブ"」


おれはリアカーみたいなやつに土魔法かけ壊れにくくする

魔法を使いすぎて少しだるいけどなんとかなるだろう


「みんな、あれ(リアカーもどき)に赤いイノシシを乗せるから手伝って」


おれはそう声をかけた


「「「「「わかった」」」」」


こうしてゴブリンたちと協力し赤いイノシシをリアカーもどきに乗せ巣がある洞窟におれたちは帰ったのであった


誤字、脱字があれば指摘をお願いします



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[気になる点] うぽつ。 数字の表現が(おそらく意味なく)漢数字・半角数字・全角数字と、バラバラなのが気になりました。
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