chapter56新たな仲間
先遣隊を倒してから数分もしない内に、100cmくらいのでかい犬が現れた
でかい犬は涎を流しながら血走った目でおれを見つめていた
そしておれに襲いかかってきた
おれは右手の二本の指を立てて魔力を纏わせて腕を振り風魔法を放った
「"ウインドネイル"」
するとでかい犬が上下に真っ二つに分かれ、後ろにいた数匹の犬たちの首がに飛んだ
...手前のでかい犬はともかく、後ろにいた犬たちは可哀想な殺し方をしてしまったな
でかい犬がリーダーだったらしく犬たちは慌てて逃げ出そうとする
殺そうかどうしようか考えること数秒...
おれはあることを思い付く
おれは逃げようとする犬たちに魔法を放つ
すると犬たちの足元に魔方陣が出現した
そして詠唱する
「"従魔契約"」
犬たちと魔力の糸で繋がった感覚を覚えた
契約はできたみたいだけど、全員とは出来なかったな
魔力をごっそり持っていかれた
魔力が切れた時のような倦怠感が襲ってきた
"従魔契約"したことにより犬たちは、もう戦闘する必要がないと理解したらしくその場で座った
契約できなかった犬たちもいたがそいつらは森の奥に逃げて行った
数は5匹
おれが殺したでかい犬は
"キングドッグ"というみたい
風魔法の範囲にいた犬たちは"レッサードッグ"と"フォレストドッグ"というらしい
生き残って契約できた犬たちは"ドックロード"、"レッサードッグ"3匹、"フォレストドッグ"5匹
逃げた犬たちは"フォレストドッグ"3匹、"レッサードッグ"2匹だった
「なんで、おまえらここに来たんだ?」
おれは従魔魔法で契約した犬たちの魔法糸を意識しながら犬たちに話しかけた
だが犬たちは「ハッハッハッ、ハッハッハッ」と、鼻息を荒くするばかりで話にならない
...困った
どうしようか考えていたら生き残った1匹のでかい犬がおれが殺したでかい犬のところまで行き、なにかし始めた
■■■■
ん?なになに?
でかい犬は真っ二つになってるでかい犬を手で指した
次に森の奥の方を向き手をと指し、辺りのにおいを嗅ぎはじめ、ぐるぐるとその場を回り、ここを指した
そしてでかい犬に噛みついた
なんとなくわかった
「つまり、お前たちは森の奥にいたが、こいつ(でかい犬)が餌を求めてここに来ようって言ったのか?」
そう言うと
「ワン!!」
声色は低かったけど"正解だと言わんばかりに吠えた
なるほど
お腹減ってるわけね
「どうする?お前たち、殺した犬達食う?」
すると「くぅーん」と悲しそうに吠えた
「んー、ならあっちの肉は食うか?」
適当にほん投げた赤いイノシシと大量の跳ねウサギを指して犬たちに問う
すると「ワン!!」と元気よく返ってきた
「犬たちの肉はもらうよ?」
そう言うと「くぅーん、ワン」と悲しそうに鳴きつつ「仕方ないね」という感じに
返事が返ってきたのであった
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