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ゴブリンになった人間  作者: 火川蓮
第1章
18/106

Quiet talkホブゴブリンたちの嫉妬

生々しい表現があるので気分が悪くなるかもしれないです

苦手な人は読まずこの話は飛ばしてください

※この話は読まなくても問題ありません

ゴブリンの世界は階級制だ

縦社会の為、強いものが上に行き上位種へと進化していく

そして自然と強いもの(上位種)がゴブリンたちをまとめあげ、獲物の確保などに奔放させる

そして上ものに獲物を献上し、上位種が搾取するのだ


ゴブリンの繁殖はゴブリン同士でも可能だが、一般的に知られているのは人間の女をさらい巣に持ち帰り苗床にすること

これはオーク(豚)も同じと言われている

なので拉致にあった者は悲惨な目に合う


ゴブリンやオークの種は強く他種族を苗床にしても必ずゴブリンやオークが生まれてくるのだ

しかも妊娠期間が早い為、出産も早く母体のなった女性の負担は強く、ゴブリンやオークに誘拐された女性は自ら命を絶つと言われている

ゴブリンやオークは人間の女性が大好きなのだ


■■■■


この話はとあるゴブリンたちが赤いイノシシを持ち帰ったところまで遡る


一匹のホブゴブリンが声をあげる

この群れのNo.2である


「おい、あいつあんな大物倒してきやがったぞ」


見た目は厳つく身長は2mを越えている

夜な夜な群れのボスのホブゴブリンと奥の部屋に閉じ込めているさらってきた人間の女性を食い物にしているひとりだ


「ああ

いずれあいつが群れのリーダーになるだろう

それは許しがたい」


ボスのホブゴブリンがそう返した

ボスのホブゴブリンも厳つい見た目をして筋骨隆々な肉体をしている

身長は2mを越えている

肉体を鍛えてるわけではないが、それでもそこらのホブゴブリンには敗けはしないだろう

自分が一番強いと自負している


気に入らないやつはその腕っぷしでぶっ飛ばし従えてきた

獲物も赤いイノシシなら単独で倒せるほど強いが魔法や気術は使えない

その腕っぷし"だけ"でボスとなったのだ

だからまだ生まれて間もないのにも関わらずすぐに自分と同じ種族に進化し下のゴブリンたちに世話をしているのが気にくわないのだ


ゴブリンは本来、階級社会だ

下の者は上の者の為に働く、それがゴブリンの社会なのである


■■■■


例のホブゴブリンがゴブリンたちに指導を始めた頃


「おい、あいつ今度は色々と教えてやがるみたいだぜ」


No.2のホブゴブリンがボスホブゴブリンにそう声をかけた


「ここまではあいつにボス座を奪われるかもしれないな

今や、あいつがこの群れの中心だ

一刻の猶予もないかもな」


ボスホブゴブリンはそう言い出した


「今夜にもあいつを潰しに行きますか?」


No.2がそう言うと


「いや、決行のは明け方だ

指導に入ってまだ日が浅いがゴブリンたちの腕は上がっているように見える

あのホブゴブリンも腕は確かだろうが、おれに勝てるとは思えん

一回きっちり上下関係を叩き込めば問題もないはすだ」



この出来事が本人たちにとって思わぬ誤算になるとはまだ知る由もないのであった

誤字、脱字があれば指摘をお願いします


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