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chapter81 新入りたちがきた理由

※違和感あったので修正しました

拠点に戻ったおれたちは、食事を囲みながら新入りのゴブリンたちに話を聞いた。


「西南の棲みか…から逃げてきたんだ」


彼らはそう言った。道中は十日ほど。獲物を狩り、身を隠しながら進んだという。


棲みかは魔物に襲われ、多くの仲間が殺された。

相手は一匹。だが圧倒的に強く、抗うことすらできず逃げるしかなかった。

倒木の下や獲物の死骸に身を潜め、ようやく生き延びた――彼らは震える声で語った。


「その魔物って、どんなやつだ?」


おれが尋ねると、ホブゴブリンは肩をすくめ、怯えを隠せず答える。


「四本足で……攻撃のときは立ち上がって、鋭い爪で切り裂いてきた」


おれは土魔法で像を作り、新入りたちに見せる。


「こんなやつか?」


出来上がったのは、おれがかつて戦った“マーダーグリズリー”の姿だった。


「そう……そうだ。ただ、そこまで恐ろしい姿じゃなかったはずだ」


下位種か。


犬や狼はよく現れるのに、熊だけは滅多に姿を見せない。

なぜだ――。

そんな疑念を抱きながら、冷めたごはんを口に運んだ。

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