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あの人に助けられ・・・

あの人に助けられ・・・4

作者: アニザック

僕が武器の生成に成功し、1日が経過しようとしていた。

「さてと、巡回がてら散策に行こうか」

「い、いいですけど僕、小百合さんについていける自信ないですよ」

「大丈夫だよ、拒絶アンチを発現出来た人間は、通常の人間よりかは身体能力が上がる、君でもきっとついてこれるだろう」

あんまり身体能力が上がった感覚がなく、僕自身本当に上がっているのか多少心配だった。

現時刻、22時

「さて、出るとしようか」

僕は本当に、小百合さんについていけるのか

「手始めに、軽くジャンプしてみようか」

言われた通り軽くジャンプをしてみる。

すると……

「う、うわぁぁぁぁ!」

軽くジャンプをしただけなのに、二階建ての家を越える高さまで飛んだ。

す、すごい。

すごいけど……

「着地どうしたらぁぁぁぁ」

この高さから落ちれば骨折は免れないだろう。

地面が近づいてきた。

「ひっ!」

すたっ!

お、落ちたのに、足折れてない……?

「どうだ、大丈夫だったろ?」

「大丈夫は大丈夫でしたけど、怖すぎますよコレ」

「ははは、まぁこれから慣れていくといい」

しばらくは、慣れそうにないな、これは

「まぁ、身体能力の確認が終わったことだ、行くぞ渚くん」

「は、はい」

僕は、小百合さんの後を追いかける形でついて行く。

でも、やっぱり小百合さんは慣れているから早いな、追いかけるだけで精一杯だ。

「渚くんどうだ?気持ち良いだろう」

「はい、夜風が気持ちいいです」

こんな体験今までの生活してたら、味わなかっただろうな。

「だが、巡回も兼ねているんだ、周りの警戒も怠らないでくれよ」

言われた通り周囲を見渡す。

「渚くん、止まれ」

「えっ?」

どん!

周りを見ていたせいで、急な言葉に反応出来ず、小百合さんにぶつかってしまった。

そのまま2人共地面に向かって落下

「渚くん、周りの警戒も大事だが私の指示はもっと大事だからな」

と、平然と言っているが今かなりやばい状態でこれを言われている。

僕が小百合さんを押し倒した様な状態で、しかも……

むにゅ

不可抗力とはいえ、落ちた時に丁度手が胸の位置にいっていたらしく、胸をもんでしまった。

「まぁいい、そんなことよりはやくどいてくれないか?」

「すすす、すみません、色々動揺してて今すぐどきます」

やばいやばいやばい、怒られるのか?

「そんなに慌てなくても良い」

「怒らないん……ですか?」

「なぜ、怒る必要がある」

「い、いや胸触ちゃったから」

「ああ、そんなことか別に君なら構わないよ」

えー、そんな簡単に許しちゃうのかよ、まぁ、そうか風呂に一緒に入ってくるぐらいだもんな。

とりあえず急いでどける。

「さて、私達が落ちる前に見えたがすぐ近くに怪絶らしき影が見えた」

「本当ですか、なら急いで倒しに行かないと」

「いや、まだだ」

「え、どうしてですか?」

怪絶が出ているのに何故か急ごうとしない小百合さん。

「昨日怪絶を見た時、辺りはどうなっていた?」

「一帯が血で染まっていました」

「そう、まだ今の時点では倒せないのだ」

「でも、あれってどのタイミングで……」

言おうとした途端、辺りが一瞬で真っ赤な血のフィールドに変わった。

「変わったな、行くぞ渚くん」

「は、はい」

「怪絶は、ある一定の時間であのフィールドを発生させる、今日は23時」

時計を確認してみると23時ピッタリだった。

「時間は日によって違う、それまでに急いで怪絶を見つけて近場で待機していないといけない」

「わかりました」

「なら、行こうか」

小百合さんは一瞬で、刀を生成し僕も、意識を集中させた。

無事成功し、無数の盾が生成された。

「君のサポート、期待しているよ」

と言い怪絶に向かって行った。

サポートって言ったって、盾で防ぐ以外何も出来ないしなぁ。

とりあえず、僕なりに頑張って見ようと行動した。

━━結局、僕の出番は無く一瞬で方が着いてしまった。

「すいません、何も出来ず」

「いいさ、初戦だったのだから、気にすることではない」

情けない。

せっかく、拒絶アンチを生成出来ても、役に立てないんじゃ意味が無いじゃないか。

「さぁ、家に帰ろうか」

「はい……」

「どうした、元気ないぞ?」

「自分の無力差を改めて実感しまして」

「そんなことか」

「そんかことかって」

「私達だって皆最初は君と同じだったよ、今でこそ、慣れているが最初は斬る事を躊躇って一切、攻撃出来なかったのだから、君も扱い方に慣れるまでは、私が守ってやる、安心して慣れたまえ」

本来、男の僕が小百合さんを守るはずが女性である小百合さんに守られてばかり……

「どうした?」

「い、いえなんでもないです」

「なら、いいのだが」

次からは、気合い入れていこう

「さぁ、家に帰ろう」

「はい……」

家に帰っても、僕の気は晴れることなく、沈んだ状態で黙りとしている。

「全く君はどうしたというのだ、沈んでても意味無いぞ」

「はい、わかっているんですけど……」

すると、僕は引っ張られ小百合さんの胸に押さえつけられた。

「渚くん、焦る気持ちはわかるが焦りすぎるな、少しずつ少しずつ歩んでいてもそれは、進歩と言える。だから、焦らなくていい、ゆっくり進め」

「わかりました……」

「うむ、では一緒に寝るか!」

「え……どうしてそうなるんですか……うわっ」

無理矢理、ベッドに押し倒された。

「ちょ、小百合さん」

「なんだい?」

「当たってます!離してくださ〜い」

「”当たってる”んじゃなく”当ててる”んだが?ほれほれ〜」

「ちょ……」

やばいやばい。

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