表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Something story  作者: 宇宙鮪
1/32

scene1 それは、何かの物語

「掟破りの逆神頼み!」

「俺は神様じゃないけどね」


真っ白な部屋の中心に存在する泉、

その泉の傍らに、少年と男が向かい合って座っている。

男の容姿は空色の頭髪に日焼けした肌、そして青いアロハシャツとベージュの短パン。このような姿でも少年が生前暮らしていた世界、現実世界の神だ。

少年は現実世界で死亡し、あの世に向かう途中で神に呼ばれここにいる。


「で、神様が死人に何の用ですか」

「異世界に転生して、悪を倒してくれ!」


神は両手を合わせて頼み込むが、突拍子もない話を聞いた少年は困惑してしまう。


「……詳しく教えてください」

「悪の軍団が異世界を征服した。さらに奴らは直接排除を試みた異世界の女神を封印したんだ。神である私が直接手を下すと女神と同じ目に逢う可能性が高い、でも女神が封印されているから放っておくのもダメだ」


話を聞いた少年は事を理解した。

干渉が困難な神のため、異世界を解放して女神の封印を解くのが少年の役目であると。


「そこで俺か。なるほど、転生なら神様の干渉が間接的だから封印を回避できる」

「その通り!引き受けてくれるかな?」

「ああ、だがその前に」


二言目をいう間もなく、少年は泉に投げ入れられた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ