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歓迎会と言う名の。

荷解きを終えた私は、階段を降り、射太子さんを玄関に迎えに行く事にする。

「お、おかえりなさい!ど、どうでしたか?危ない事とか巻き込まれてないで……ない!?」

危なかった。また敬語になるところだった!

「いや、特に何もなかったよ。いつも通りの日常に、いつも通りの学校だよ」

「それはそうだよね!うん!」

未だに未来のことと混ざるから困るんだよね。何度タイムスナップしてるんだかね。

「それで、荷解きは終わった?終わったら出掛けるって言ってたのももう帰ってきた感じなのかな?」

荷解きは終わったんだけど、出掛けるのはしてないなぁ。どうする?嘘でもついておく?まぁ、それでいいか。

「はい。両方終わっているよ。……出掛けるといっても外の空気を吸う程度だったので」

何が「終わっているよ」なんだか。無理矢理敬語じゃなくした感スゴイ。


「ところでその荷物は?随分重いように見えるんだけれど」

射太子さんはビニール袋を両手に持っていた。何か買ってきたのだろうか?

「あー。これ?これはミキさんの歓迎会をしようと、色々買ってきたんだよ。ああー!と言っても二人だけなんだけどね?内密って言ってたしさ」

歓迎会かぁ。……内密とは言え歓迎会なのに二人だけで?射太子さん良い人なんだけどなんか外れてるとこも……血かな。

「ありがとうございます。わざわざ。どんな物を買ったんです?現代しか食べられない物とかだと嬉しいんだけど」

「作っても良かったんだけどね。時間もないし、荷解きでお腹も空いていると思ってね」

そう言って射太子さんは玄関から台所へ準備をしに行った。

「出来たら呼ぶから、テレビでも観てていいよ」

と言い残して。



15分後。運ばれてきた料理は30分もかからないうちに平らげてしまった。

だって仕方ないじゃない?タラのフライにエビフライ。親子丼とお寿司に唐揚げ。何故かあった熱々のたこ焼き。こんなの手が止まらないに決まってるじゃない?

「どうだったかな。歓迎会、というよりも大食い大会みたいなの。美味しかったかな」

「大満足!お腹いっぱいだし、未来じゃ食べ難い魚や肉もあれば、たこ焼きなんて今までのタイムスナップでも実は食べたことなかったから嬉しかった!」

はぁ。この時代は美味しいものばかりで良いなぁ。

っていうか、口調完全に砕けきってた!ふふ。私餌付けられてるよね。いっか。

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