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私の旦那様は先生  作者: マーたん


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第5話 「保健室の恋バレ危機!」

秘密の恋は、甘くてスリル満点。

ちょっと油断すると、誰かに見つかってしまう危険が常にある。

今日は、放課後の教室で巻き起こる“恋バレ寸前の大騒動”をお届けします。

笑いあり、ドキドキありのラブコメ放課後劇――どうぞお楽しみください。

放課後、いつものように教室で二人きりの時間を楽しもうとしていた。

机の上に散らばったプリントを片付け、先生と私はひそひそ話をしていた――まさに“放課後ラブタイム”。


「今日は誰も来ないといいですね……」

「ふふ、大丈夫だと思うけどな」


そう言った瞬間、廊下から小走りの足音が近づく。

「あっ……」


「保健室だ……」

と、私は小さくつぶやく。

足音の主は、学校の保健医――風紀も厳しく、噂好きで、なにより勘が鋭い佐伯先生だった。


「斎藤先生、ちょっといいですか?」

彼女の声が、廊下のドア越しに響く。

「やばい……」


先生は慌てて立ち上がる。

「俺が呼ばれたってことは……完全にバレる可能性ありだな」


私は机の下に身を潜めながら、息をひそめる。

「先生、どうします?」

「大丈夫、作戦Aだ」


先生は机の間から、プリントを抱えて私の頭に覆いかぶせた。

「これで……視界ゼロ!」

「……本当にこれで隠れるんですか!?」

「俺に任せろ!」


しかし、佐伯先生は勘が鋭い。

「斎藤先生……? 教室に誰かいるのかな」

ドアの向こうで声が少し低くなる。

「いや、いるのは書類だけです……」

先生の小声が私の耳に届いた。


私は心臓が飛び出しそうになった。

汗ばんだ手を机の下で握りしめる。

「なんで、こんな時に……!」


佐伯先生はドアを開けて、ゆっくり教室に入ろうとする。

先生は瞬時に立ち上がり、机を片手で押しやり、プリントの山を作って視界を遮った。

「えーと……書類の整理ですね!」

「そう、整理してます!」

「ふむ……」

佐伯先生は首をかしげる。


私は机の下から先生の手にそっと触れ、安心を確認する。

先生も小さく握り返してくれた。

「大丈夫だ、落ち着け」

「……はい!」


佐伯先生が近づいてくるたび、心臓が飛び出そうになる。

けれど、先生の冷静な誘導のおかげで、なんとか見つからずに済んだ。


「よし……行ったな」

「はぁ……もう、本当に怖かったです」

私は机から這い出すと、先生の横に座り込んだ。


「君、顔真っ赤だぞ」

「だって、見つかるかと思ったんですもん……」


先生は笑いながら、私の頬にそっと手を添える。

「君がいるから、俺も冷静でいられた」

「……先生、私、もう心臓止まりそうです」


その時、教室の窓から夕日が差し込み、先生の顔が赤く照らされた。

私は思わず、距離を縮めて肩に寄りかかった。

「もう……ドキドキしすぎて、なんだか楽しいです」

「楽しい……? こんなスリルを?」

「はい、先生といると、毎日が事件で、でも全部楽しいです」


先生は小さく笑い、私の手を取って握り返した。

「じゃあ、俺も楽しもうか」

「え?」

「こういう危険な恋、二人で生き残ったら、もっと楽しくなるだろ」


私は思わず笑った。

窓の外の夕焼け、机の上のプリント、そして隣で笑う先生――

全部が、甘くてちょっぴりドタバタな思い出に変わる瞬間だった。


「……先生、次はどんなハプニングが待ってるんですかね?」

「俺が知りたいのは、君の笑顔だ」


保健室の危機は乗り越えたけれど、私たちの毎日はまだまだ事件だらけ。

でも、先生と一緒なら、どんなトラブルも怖くない。

それが、私の胸にしっかりと刻まれた一日だった。

危うくバレそうになったけれど、無事に乗り越えた放課後。

先生と二人、笑って息を整えながら感じたのは、やっぱり「一緒にいられる幸せ」だった。

これからも、ハプニングだらけの秘密の時間は続くけれど、どんな時も二人なら大丈夫。

次はどんな事件が待っているのか――それもまた楽しみだ。

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