表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

第八夜 正義とジャッジの夜

シェイドを建物のベットのある部屋に運び込み寝かせ

旅の汚れと埃を落とすために

お言葉に甘えて

3人はお風呂をいただくことにした。


交代でお風呂をいただき

お風呂上がりの冷えたビールまでいただいた。

枝豆美味い。


当然、戦う気など皆無である。


城にはロギンとホーリーキャット

3匹の子猫以外に

体の弱ったインキュバスもいた。

3匹の子猫の父である。


とりあえず、

ロギンたちが用意した食事と酒を飲みながら

4人は話しを聞いた。


そこで判明した事は

ロギンは何も悪い事していなかった。


まず、

ホーリーキャットに恋人ができてしまったショックで

教皇をぶん殴ったことに関しては

4人は大きな拍手をして褒め讃えた。


「ロギンさんこそ

 本物の勇者ですよ!」


ラインハルトは本気でそう思った。


だって、自分たちが殴れない

いけすかないジジイ(教皇)を

殴ってくれたのだから!



それから

ホーリーキャットが出産した2年後、

子猫たちが

ホーリーキャットの癒しの力と

+インキュバスの特性を

持っていることが判明した。


インキュバスの特性とは、

インキュバス=生物のセクシーなエネルギーを栄養源としており

それを吸収しないと生命を維持できないのだ。


まだ生まれて2年目の3匹のメスの子猫たちは

早いうちからセクシーな栄養素が必要となっていた。


まだ小さいからと油断していたロギンと父インキュバスが

思っている以上に

セクシーなエネルギーを

吸い取られてしまいしまっていることに気がついた。


特に父インキュバスは深刻な症状だった。

ホーリーキャットの大きな癒しが追いつかないくらい

無意識に子猫たちは吸収してしまう。


このままでは2人ともセクシーなエネルギーを取られすぎて

死んでしまいかねない。


すでに父インキュバスは立てないほどに衰弱をしていた。


そこで焦ったロギンは城の周辺にある町や村で

城に一晩泊まってくれたら

(寝てる間にセクシーなエネルギーをいただく)

お金をあげると言ってバイトを募った。


これは

多くの資産を持っている

ロギンだから出来たことだった。


若い男の意気のいいセクシーなエネルギーを

一定の期間

少しずつ子猫たちに与えることによって

やっと、ロギンとインキュバスは体が回復していった。


最近、ベッドから起き上がれるようになったと父インキュバスは言った。

その横で、猫の姿のホーリーキャットは

嬉しそうに尻尾を振っている。


可愛い♡


ホーリーキャットのそばで

子猫たちがお腹を出して寝ている。


めっちゃ可愛い♡


あまり噂にならないように

それと

セクシーなエネルギーを

同じ男から吸い過ぎないように

近いところから遠いところに

バイトのスカウトに行くようになったら

それが噂になって

悪い実験をしていると思われてしまっただけだった。


ロギン、何も悪い実験してないじゃん。


この可愛い3匹の子猫のためだったんなら

仕方がないじゃん。


ただ、あのいけすかない爺(教皇)を

イライラして殴っただけじゃん。


・・・・・。


ホーリーキャット可愛いし・・・。


子猫たち3匹はもっと可愛いし・・・。


ジャッジ


クソじじい(教皇)より

子猫が可愛いから

猫たちが100%正義である。


4人がロギンと同じように

ホーリーキャットと3匹の子猫にメロメロになっただけだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ