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第一夜 官能と悶える夜

初めて賞に参加してみました。


2日おきの投稿になります。

宜しければ、感想やボタンを押していただけたら

嬉しいです。

月に1度、西都リュウ にある食堂が

一夜だけのバー・ゴールデンフェッシュを開店する。


メニューは1種類。

ウイスキーで1人一杯まで。

一杯飲み終わるとグラスの横に銀貨を1枚置いて黙って出て行くこと。


店の中では客同士と言えど話してはいけない。

店の中の雰囲気を楽しんでいくだけ。


それが暗黙のルール。


薄暗い店内。

まるで水の中をにいるような

気持ちにさせる魔法照明。


心の中にそっと忍び込むハープの音に重なる

水音の入ったバックミュージック。


グラスを運ぶレディーの歩く音。

甘い風を起こす衣擦れの音。

グラスを傾けると響く、氷の音。

それから・・・。


店にいるのは男ばかり。


見るからに身分の高そうな男。

資産をみせびらかすような服を着ている男。

屈強な冒険者。


そんな男たちばかり。


その男たちの目当ては、お酒を運ぶ3人のレディーたち。


顔を隠す大きな蝶々の形をした仮面。

仮面のすぐ下に見えるぶっくりとした半開きの唇。

すらりとした首の下に続く

なだらかな女性の曲線。

肢体には女らしい

()()()()()()()()()()()()()()いる。


レディーたちの

誘惑されるその肢体を

魚の尾鰭に似たドレスが覆い、

ヒラヒラと妖しさを振り撒き

男たちを引き寄せる。


男たちが店に入り椅子に座ると

まるで水の中を泳ぐ金魚のように

彼女たちはクラスを運び

テーブルに上に置く。


ほんの一瞬、

まるで哀れな存在に

施しを与える聖母のような眼差しを向け

わずかに唇が動き


甘く響く声で


「どうぞ」


というと

彼女たちはそっと去っていく。


たったこれだけなのに、

男たちはレディたちを忘れることができなくなってしまう。


会いたくなり1ヵ月後の満月の夜に

何があっても

また店に来てしまう。


男の叫びも女の嬌声もない。


ただ、 濃厚なセクシャルを刺激され

解放されたような感覚に似た

満たされた気持ちになる。


男たちはその感覚を味わいたくて

通い続けてるのかもしれない。


店の名は


「ゴールドフィッシュナイト」


どこにでもある店の名のに忘れられない隠避な夜を与えてくれる店。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「パパぁ〜!

 コーラリュのおっぱいと

 おちり(お尻)の

 りんごと桃が足りないでしゅ!」


「ええぇ〜ん!

 アメジシュトがサファイアの

 おっぱい食べたぁ〜!」


「だぁって

 お腹しゅいたんだもん!」


3匹の幼児?が

開店前の「ゴールデンフェッシュナイト」の2階で

大騒ぎしている。


体の大きなゴリラの獣人シェイドが

ワタワタしながら

幼児たちに注意した。


「コラ!

 アメジスト!

 それは明日食べるりんごでしょ!

 ほら、ご飯作ったからこっち食べなさい!

 サファイア、泣かなくていいから。

 コーラルも・・・。」


「おい!

 このりんごと桃は

 夜の子猫たちのおっぱいとお尻なのか!」


遊びに来ていたラインハルトは

子猫たちのために

1階から運んできた

大きなりんごと桃が入った

カゴの中身を指さして叫んだ!


「ちょーでしゅよ!

 コーラリュのおぱんちゅ(パンツ)の

 おちりでしゅ!」


「サファイアのおっぱいでしゅ!」


「大丈夫でしゅよ!ラインちゃま!

 アメジシュトは

 ちゃんと○んこちゅるときは

 取ってから行きましゅから!」



言われた瞬間、

勇者ラインハルトの口に

シュッパイ唾液が出てきた。


前回来た時、

食堂で出されたデザートの

みかんと桃は

子猫たちが使()()()()()()()()だと

判明した瞬間だった。

行き当たりばったりで書いたのもになります。


3月13日に完結予定です。

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