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『詩望』【詩】【6200編目】

作者: 片喰藤火

詩望


人が創り出した言葉は

人だけに伝える為にあるのだろうか

木や花もきっと理解できるし

犬や猫もきっと理解しているでしょう


自然の厳しさの中では

言葉は無力かも知れません

腹を空かせた獣達に

言葉で幾ら訴えても通じません


しかし言葉は発達しました

良い言葉も悪い言葉も

それぞれの種族が生きる為に


虚栄の言葉を叫びながら

生きているにも関わらず

争いを始める人間が現れました


それに言葉は通じませんでした

何に飢えていたのでしょう

何を欲していたのでしょう


征服する為の言葉であって欲しくはありません

誑かす為の言葉であって欲しくはありません

騙す為の言葉であって欲しくはありません

嘲る為の言葉であって欲しくはありません


火よりも温かな言葉であって欲しい

水よりも清らかな言葉であって欲しい

風よりも健やかな言葉であって欲しい

土よりも雄大な言葉であって欲しい


春よりも穏やかな言葉であって欲しい

夏よりも勇猛な言葉であって欲しい

秋よりも儚げな言葉であって欲しい

冬よりも閑寂な言葉であって欲しい


辛さに寄り添う言葉であって欲しい

苦しみを労わる言葉であって欲しい

悲しみを慰める言葉であって欲しい

痛みを和らげる言葉であって欲しい


空よりも澄み渡る言葉であって欲しい

星よりも輝ける言葉であって欲しい

言葉は全てを生かす言葉であって欲しい

万物に伝わる言葉があって欲しい



もう少し短く纏めて、前半後半分けない方がよかったかもしれません。

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