転移~結~
「あれだろ、この雨の攻撃なんとか耐えきれりゃ試験は合格だろ?」
「そんなん聞かれても知るか」
「おお、おっさんナイスアドバイス!」
…………!
「みんなーよく耐えたね。残ったのは数えるくらいかな」
あれから気持ちの悪い色をした雨が約十分くらい続いた、ずっとおじさんがだしてた盾に隠れてたが途中から楯が小さくなって俺は雨に打たれ続けてたが俺の身体にはなにも起きなかった。
もしかしたら俺はこの世界では最強なんじゃね?
「いくらなんでもこんな滅茶苦茶な…えー、ここにいるものは休んで午後に備えること!」
午後?仕事は採用した当日からかぁ。
にしてもワケわからん所にゲームに出てきそうな町の雰囲気、人を一瞬で意識不明にする雨と兵隊の仕事募集……どう考えても俺が今までいた世界と違う。
「これはやはり異世界転生で女の子とウハウハ綺麗な嫁と起業で成功次いでに世界も救っちゃうパターンだな!」
「…あんたなに言ってんだ」
「おぉいおっさん!あんたの能力ってなんだ?」
「あぁ、ノーマリティのことか?俺のはさっきみた通りシールドを出す能力だ」
「うーん、んで俺の能力はなんだと思う?」
「知るか。さっきの雨も効いてなかったし身体の異常無効化とかか?」
「んま、そうしとくか」
それからは町のことを色々おっさんから聞いた、そうしてる間に時間は過ぎてまたあの建物に戻る時間になった。あの建物は聖騎士所といって、いわゆる警察署みたいなもんだが、町を守ったり戦争に参加する者たちが就くらしい。
「ん、さっきの女の子だ。まともっぽい方」
「えー、これから告げる内容は機密にして危険な内容だ、心して聞くように!」