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転移~途~

とりあえず、ここがどこなのかわからないままじゃダメだ、道の舗装自動車がないことと、住人の服装。間違いないここは今までいた場所じゃない。


恐らくさらに言えば世界が違う。どっかに警察みたいな、そういう役割を果たす人がいるはずだ、そこを探そう。



しっかしこう道を歩いていると、文明感が足りないと言うか、まるで俺がさっきまでやってたソーシャルゲームの中に入ったみたいな感じだな。


ん?煉瓦でできた大きな建物に鎧を着た男が二人が門の前に……間違いない、警察署じゃないとしてもここは立派な施設だ、一般人が入ってくのも見えるし大丈夫そうだ。

あの兵隊に声をかけてみよう。



「すみません、あ、あのー」

「ん?貴方も新兵応募の方ですね、この奥の建物の裏が会場になります。最終試験はなので」

「え?いやちがっ」

「もし合格したらこのライトの名をお忘れなく」

「あ、は、はぁ」


ワケわからん、無視だムシ、バカとは関わるなって本にかいてあった。しかし待てよ最終試験とか言ってたな…てことは今ここで就職試験が行われるのか?あの兵隊も俺が試験者だと思っていたし、さてはけっこう審査が大雑把なんじゃないか?イケる、今の俺でも職が手に入る!


よし、そうと決まれば早速試験会場に行こう


たしかこの建物の裏に……


うわぁ、けっこう人数いんなぁ。恐らく三百人近くいる中に女性や男性、少し年老いた人と二十歳くらいの若者まで。今までみたいな似た服や鎧を着た奴までいんぞ。


会場つってたけど外でやんだな、小学生の頃の体育で全然並ばない感じ思い出すな。ん、何てことを思ってたら試験が始まるみてぇだな、女性が二人台の上にのぼって。


「皆の者!二次試験もとい、この最終試験では実技の試験となる。まずはそれぞれの軽い身体検査を「そうゆうのいーじゃん」おこな…え?」

「めんどーだし。みんなーよーくきいてー今からの猛攻に耐えた人がごーかくーってことで」

[猛毒雨(ポイズン)ちょっと弱めばーじょん]


なんだ、空が急に暗く…って雲?雨雲か。そういえば額にひんやりしたのが…ってなんだこれ色が緑。

ってなんだこれ!きもちわりぃ、色が緑って絶対ヤバいやつじゃん!最悪だこんなとこくるんじゃなかった周りの人は?いったいどうなってんだこれぇええ。


[鉄壁]

すっげぇ、あいつシールドみたいなのだしたぞ俺もなんか出せんのかな


[○ンパンチィィ]

何年ぶりだろう、振り上げた拳が空を切る感覚は、何年ぶりだろう。


「おいそこのおっさん!俺もそれにいれて!!」

「うん?なんだ君、みたことない服だな、顔ものっぺりして」

「今その情報いるかぁ!?」

「にしても君すごいな。周りをみてみろ、この雨に対応できずもろに食らってるやつらは全員意識を失ってるぞ」


……!言われてみりゃそうだ、いったいどうなってんだこの雨?

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