転移~始~
始めに、このページを閲覧してくださりありがとうございます。
作者は元々戦闘系の小説が書きたいと思ったことがあり今回は異世界転移系で投稿を始めました。
良ければ評価のほどお願い致します。
松本、二十一年目の春、と言うか実質春休みなんだが。今は週三日の飲食店のバイトをしつつ俺の本当の凄みを理解してくれる会社を探している。そして今回はついに来てしまったここ「松下工業電気」
何せこの会社の社長は家庭が貧しく、幼い頃から親父の店を手伝い義務教育を過ぎたらすぐに店を切り盛りするようになり、起業した後に大成功を納め今じゃ世界にも名を轟かせる電気会社を創った男。
ここの社長なら俺をちゃんとみてくれるはず。
ダメだった。
むしろ一次試験を通っていたのが我ながら驚きだった、面接官がうっざいインテリ系眼鏡野郎でキレてパイプ椅子ぶん投げたのがダメだった。
俺は昔からそうだ、人一倍キレやすい…だから学生時代も友達ができず、唯一できた彼女にはDV扱いされて逃げられたっけ。だから今も就職に就かずトボトボ歩いてんだろうな。
はぁ、家の玄関の扉が重く感じるぜ。
「お帰り、あんた、今度はどうだったの」
「ただいまかぁちゃん。たぶんダメだわ」
「……晩御飯カレーだから」
冷たい親の視線を逃げるように自分の部屋に入った。
途中のコンビニで買った缶チューハイとつまみと本を袋から出す。
「感情的にならない感情整理術」
買ってはみたもののなんかイライラしてきた、とりあえず読んでみるか。
「くそがぁぁああぁああ「うるさいわよ!」ぁぁぁああああぁ」
気がついたらケータイゲームに夢中になっていた。
ザっけんなよ!今の攻撃当たってなかったろうが!○ね!
あっぶねぇ、またケータイ投げるとこだった。前にこれがベットに跳ね返っておでこに当たって怪我したんだった…………○ね!!
するとまたベットの方に投げたスマホが返ってきて頭にぶつけた。
「つうう、いってぇ、クソがちきしょう。なんなんだよクソッ」
飯だ、イライラしてるときはなんか口にいれるに限る。
部屋を出ようと立ち上がった瞬間視界がだんだん暗くなり、頭がクラクラし始める。
貧血だから元々あることだが、いつもよりヤバい。
俺はぶっ倒れた。
気がついたら俺は道のど真ん中で寝そべっていた。って言うのがここまでの話だわかるかい?
「お母さんあの人一人で喋ってる!」
「みちゃダメよ」
何処だここはよぉ!○すぞぉぁぉおぉあああ!
この小説ではキャラクターとその者がもつ能力をコメントしてくださった方がいれば、それを採用させていただきたいと考えております。何卒。