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蒲鉾炒めの行方
冷蔵庫に入れてくれたかと思ったけど、中にはないし、って言っても親父が食べたがるはずないだろうし…。
「!」
ふと目をやった居間のコタツの上に半分くらい残されてる。
ほろ酔いで呑気にテレビ見てるだろう親父の顔が振り返るのが怖いけど…。あれ、なんか卵スープみたいのあるし、焼き鳥缶?
「おう、ウマイなこれ。」
振り返った親父の顔は怖くなくて、意外なほどの笑顔でもなくて、でもなんか言わないと親父が黙っちゃいそうで。
「だろ?」
僕は急いで台所に戻ると、お椀にご飯を注いでコタツに戻った。もちろん二人分を手にして。




