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お節の五段目

「緊張もしてるんだろう。」

「あ、いえ。」

「…五段だった?」

「は?」

「拓臣んとこのお節、お重は五段に重ねられてた?」

「あ…、ああ、そう言えば五段くらいあったなぁ。」

「五段目に何が入ってたか思い出せる?」

「いやあね、冴子ったら。」

「お母さんは黙ってて。」

お義父さんはビールを飲むことに集中している振りをしていた。お母さんは冴子にたしなめられて口をつぐんでしまった。僕は試されているんだろうか。冴子は僕に挑んでくるように右の眉毛の先っぽを額の方に少し釣り上げて、もう一回僕に聞いた。

「ね、お節の五段目には何が入ってた?」

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