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もう一通り、解説付きで
で、今度は白板を見せつけられる。
ハルコ先生は軽々と生の鯵を片手で持ち上げて(もっとも、重そうには見えないけど)、白板に描かれた骨組み、断面図?っつーの、ココがエラですとか、背骨ですとか、尾ヒレですとか説明しながら、ココを切るときは包丁は斜めにとかそんな説明を細かくしてくれる。
向こう側のアイツを初め、一心不乱にノート取ってるヤツが何人かいれば、のんびり聞き流してるヤツも、タブレットにペンで書き込んでるヤツまでいる。
で、ハルコ先生は、実際に白板を指差しながら、ていねいな説明を続けてもう一尾の鯵を軽やかに捌いてくれた。
いやあ、実に鮮やか。