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黒豆の煮汁

冴子も素知らぬ振りでお雑煮のお餅を食べ終えると、自分勝手にお節料理を小皿に取り分け、食べ始めていた。

お義母さんはきっと今度こそ僕の分を取り分けてくれていた。

「ハラン使ったの、正解ね。」

「でしょう?」

「うん、今までみたいに伊達巻きに黒豆のお汁が染みてないし。」

ああ、この葉っぱみたいな仕切り、「ハラン」っていうのか。実はそんなことよりも、僕はまた不実なビーンペンダントのことを思い出してしまっていた。もう、心の片隅に追いやったつもりでいたのに。

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