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お屠蘇はやっとお終い

三の杯をお盆に戻したお義父さんは、家族を見直すように座り直してこう言った。

「一人これを飲めば一家くるしみなく、一家これを飲めば一里病なし。」

僕はぽかんとしてしまった。

冴子は上の空で、お義母さんは相変わらずの笑顔で立ち上がった。

「さ、食べましょう。冴子、手伝って。」

「はあい。」

お義母さんはそそくさと屠蘇器を台所へと下げに行った。お義父さんはご自慢の屠蘇器をまだもう少し手元に置いておきたいのにと、孫を相手に見せるであろう表情そのものだった。

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