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発熱の朝

あ…、喉イタイ、声デナイ…。

昨日、汗かいたまま寝ちったか。

んー、熱っぽいなー。えーと、体温計、あったかなー。あー、下かー。

んー、ダルいなー、布団から出るのー。

あれ、ドア開いてる?親父か?

「なんだ。赤い顔して。」

出かける時間なのに物音がしないからって、人の部屋のドアを勝手に開けんのか。赤い顔してるって?

親父はバタバタと退散してくれたと思ったら、一階から体温計を持ってきてくれた。しかもその場で計れと。

デジタルの体温計って口に入れると一分もせずに計測できるんだよなー。

ピーッて嫌な音がした途端に体温計を取り出すと、鼠色のデジタル表示は「38.3」を示していた。

「壊れてる。」

親父は呆れた顔をして体温計を取り上げると、

「寝てろ。会社に連絡しとけ」

と言って出て行った。

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