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二人っきり

「どうぞ、真ん中。」

女将さんはカウンターの中央の席を勧めてくれたけど、遠慮した。

突き出しのごろっとした野菜の煮物に手を付けながら注文を決められないでいた。(後で教えてもらったのだが、ユリ根、蓮、栗を薄めの醤油で煮込み、鴨味噌を上に乗せているそうだ。)

「お任せでいいかしら?お腹空いてない?」

頷くのが精一杯の僕に、女将さんは実に気の利いた小料理の盛り合わせを供してくれた。

他に客が入ってくる様子もなく少し居心地悪そうに黙ったまま食べ続ける僕の目の前で、女将さんはお惣菜を作り続けていた。

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