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「もう少し」
「あとちょ」
そこで積み上げたにもつがいやな音を立てた
さすがに段ボールでは無理があったか
空中を落ちる自分にはいませかいが止まりゆっくりと流れているように感じた、しかし幸い手に結んでいたロープのおかげでバランスを崩すことなく排気口の入り口付近の取っ掛かりに結ぶことに成功
あとは段ボールをしまいロープを登れば全て万事解決に近い何かになると信じて
「おいここ閉まってないぞ」
向こうの方で音がする
僕は静かに息を殺す
「・・・ボス誰も居ませんよ」
そんなはずはないのである
僕は今彼の頭上の排気口の中にいるのだから
「そうかならいい」
そう聞こえたようで男は部屋から出ていく
果てどうしたものか
ゴキブリのように這いつくばってカサカサと排気口を歩こうと思った矢先
「ごそ」
向こうの排気口で音がする
曲がりくねったその奥は行ってみなければ分からない
しかし実は何もなかったらして
「がさ」
どうも音がした
まるで歯が痛いかなーー
とか放置しても一向に虫歯が治らないようなそんないやな感じ
僕は意を決して行き止まりのドン詰まりの背後から前へと
前進した
そこで目にした物は