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「ぐほ」
それは柔らかい感覚
どうやら声からして男の顔か何かに頭突きを食らわしたようだがどうだろう、倒れてくれていればいいがそれよりも、後一人女がいる
「それ以上したら直ぐ死んでもらうわ」
どうやら後ろにいたらしく声がする少し前に何もない首にヒンヤリとした中央の開いている棒を突きつけられた
僕は形振りかまわず、後ろに頭突きをかました
人呼んで「爆転ヘッド」とでも言うようなものが後ろに炸裂した
ズドオオン
それは僕の耳すれすれを、何やら感覚を残しながら爆音を響かせた
僕は倒れながら彼女の方へ身体を前に向け
倒れながらまたしても後ろに頭を大きく反らして
今度はそれをバネに前へ思いっきり突き出した
「ばふ」
何やら嫌な音がした
どうやら彼女の胸元にでも当たったらしいが
それは肺が潰れるような音の様な気がして良いものではない
しかしどうやら音だけだったようでそいつはしばらくして起きあがった
そして
爆音が足に響いた
激痛の中芋虫みたいに転がっている
「往生際が悪いわ、これから世界を変えられるって言うのに」
「ゆsgd・rs、」(どういうことだ)
果たして世界を爆弾なんかで変えられるとこいつは本気で思っているのか
そんなことを伝わらない悶えで言うと
嫌な音をさせながらガムテープだけ口から貼がしてくれた
「どういうことだー」
僕は叫んでいた
そしてもう一度そのテープに手を添えられそうになり急いで言う
「お前は何でこんな事をしている目的は何だ」
「・・ふふ・・ふふふふふふふあぁはははあははあ・・っは・馬鹿ね」
「お前はなぜ爆弾を爆破させた」
「違う」
違うとはどう言うことだろう
「あれは、最初から誰かが仕掛けてあったのよ裏切り者の誰かか
またはあなたが」
果たして何を言っているのか
俺は仕掛けていないしなんなら俺以外でそこまで行くか
それともその以前に誰かが仕掛けたって事だって有る
「お前等の目的は何だ」
「ふふふ私の話には応えないのね後藤くーん」
「黙れ後うるさいから、出だれなんだお前は本当に美羽なのか」
「まー良いわ、応えてあげる、私が誰なのか、私たちが何をしようとしてこんな事をしているのか、聞きたいでしょ」
「・ああ」
「ふふふダーーーメ応えてあげない」
その時だったいきなり爆風が、すさまじい冷気とともに
機体内に入ってきた
「ただいまより、緊急ドッキドキパラシュート脱出を始めたいと思いまーーーす、みなさま動かないようにーーー、一人だけだけどーーー」
それはくうるしいほどに狂っていた
僕はその次の瞬間には意識というなの感覚がかなり薄れていた
血が抜けたせいもあるんだろうけどそれより
床の感覚が無くただただ空気を切っている恐怖心に
意識を失ってしまったのかもしれなかった




