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もう終わろう
僕
少女を意識の中にはっきりと捉えてから、彼女の動きは大胆になった。
金縛りのように睡眠を邪魔するようになった。動かない身体で、なんとか手首だけでも動かして携帯を探すが見つからない。触れたところでなにもできない気がするが、そんなことを言っている場合じゃない。なんとかして、状況を変えたい一心だ。お尻の下に手を差し込むくらいはできたが、シーツが濡れているかどうかの確認くらいしかできない。
目が合うと、いつも気絶する。
目が覚めると、消えている。
少女は一体なにがしたいんだろう。
自分の中の考えをこねくりまわすように短い襟足から、頭全体を揉みしだく。いや、本当は分かっている。
だって。
だって……彼女は「僕」だから。
私




