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いつの間にか

あれ?

 目を覚ますと部屋は暗かった。ベッドに横たわる僕に掛けられた重みも温かみも消え去っていた。


 どうやら、今夜は終わったらしい。


 僕はベッドから出ると、窓に近づいた。外の様子を伺う。すっかり真っ暗だ。道に間隔をあけて立ってる電灯だけが光ってる。部屋の明かりをつけている家はなさそうに見える。目の前の道路も静かなものだ。


 ふぅ。


 ため息か分からない。ただ、肺から少しでもなにかを吐き出さないと胸が潰れそうだった。


「……」


 なにかついでに喋りたいけど、独り言を言うのは、考え事をしている時はなんだか恥ずかしい。特に、アレが終わった後は特に恥ずかしい。

 僕は黙ったまま、冷蔵庫に向かった。扉を開けて、冷えた水のペットボトルを取り出す。


 何時間ぶりか分からない冷えた液体が、疲れ切ってだるい身体に染み渡る。


 それと同時に頭もすっきりする。


 ——アレが始まったのは、いつだったろう。


 暗い部屋の中でも目当ての場所まではなにも考えなくてもたどり着ける。なんていったって、僕の部屋は狭いし、物もベッドとテーブルくらいしかないからだ。服は全部クローゼットの中だ。友だちには、「いつも同じ服着てるな」と言われるくらい、物が少ない。とりあえず、似たような服しか持ってないんだよと言い訳をしておいた。


 そして見た目はキレイな部屋のテーブルに置いてあるノートパソコンの前に座る。開く。眩しい。


 思わず目を閉じて、思い出してしまった。


 アレが始まったのは3日前だ。

アレ?

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