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エピローグ章:葵たちの新しい日常と余韻

廃墟を抜けた先、空には朝の柔らかな光が差し込んでいた。

風は静かに吹き、廃墟の瓦礫は光に照らされて穏やかに輝く。


葵は深呼吸をし、胸の奥に残る痛みを感じながらも、微笑んだ。

死の記憶を乗り越えた先、心には確かな強さと穏やかさが宿っている。


影の少女が隣に立ち、微笑む。

「葵……これで本当に、自由になったわね」


葵も頷く。

「うん……もう、逃げなくていい。

 死んだ自分も、生きている自分も、全部私の一部だから」


弟影が元気に手を握る。

「おねえちゃん……これからも一緒にいようね!」


三人は手を繋ぎ、静かな空気の中を歩き出す。

廃墟の先には、新しい世界が広がっている。

破壊の痕跡は残るが、それもまた未来への足跡となった。


葵は振り返り、影の少女と弟影に微笑む。

「ありがとう……みんながいたから、ここまで来られた」


影の少女が優しく微笑む。

「これからは、怖がらずに生きればいい。

 死の記憶も、影王も、もう過去のもの」


弟影もにっこり笑う。

「ぼくたち、一緒に未来を作ろう!」


光が廃墟を満たし、三人の影が長く伸びる。

過去の痛みも恐怖も、今は希望の光と共に溶けていく。


──これからの未来は、私たちのもの。

死の記憶も、影王も、もう恐れることはない。

葵は胸を張り、歩みを進める。

希望と絆に満ちた日々が、静かに始まった。


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