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超短編集:想像力強化訓練  作者: 小桃 綾


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14/20

問13 匂いが笑っている。どうして?

15分ほどで思いついたものの、

ストーリーが長くなりました。

トータル1時間ちょっとかかりました。

風に乗って漂いながら思う。


最近の世の中は消臭剤が多い。

置き型タイプにスプレータイプ、

洗濯洗剤にも消臭タイプが存在するくらいだ。

生きづらい世の中になってしまったな。


私?何の匂いかなんて忘れました。

ほら、ずっと嗅いでると慣れてわからなくなるヤツ。あれです。


あれっ?もしかしてアナタは自分が何の匂いか言えるんですか?

香水や洗濯洗剤に柔軟剤、シャンプー・リンス・コンディショナー・トリートメントに書かれている匂いじゃなくて、"アナタ自身の匂い"を言えるんですか!?


…興奮してしまってすみません。

言える人に会ったことがないので

テンション爆上げでした。

そうですかわかりませんか。


…と、いい風が来たので運んでもらいましょう。

今度はどこに運んでもらえるのか。


あ!あそこ!

窓を閉めようとしてるあの人の部屋がいい!

私には分かる。あの顔は…


ーー匂いフェチの顔だ


あそこに行けば幸せに暮らせるはず!

あそこになんとか辿り……着けた!


これで一安心。

えっ?なんで消臭スプレー持ってるんですか?

そういうことする人には見えないんですが?


あ………風の噂で聞いたことがあったっけ。

匂いフェチには"ジャンル"が存在するって。

お眼鏡にはかないませんでしたかそうですか。

いいです、一思いにやってください!


プシュッ


これでいよいよこの世とお別れ…

あ、……香り付き?


ーーいい匂い!


薄れゆく意識の中、何かの匂いだったものは優しさに包まれて幸せを感じていた。

幸せを感じると"笑顔"ですよね?ね?

これで勘弁してください。


<次回>

問14 猫の手を借りて仕事してみましょう


すぐ思い付くもののストーリー展開に悩みそう。

出来上がったら更新します。


いつも読んでいただいてありがとうございます。

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「くっくっく……………くっはっはっは……………。 ハーハッハッハッハ!」 見事な三段階笑いをかます彼は香水。 香水は時間経過と共に香りが強くなる。 最初はトップノート、次はミドルノート、最後はラストノ…
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