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超短編集:想像力強化訓練  作者: 小桃 綾


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12/20

問11 忘れられた約束が独りで歩き出した。どこへ向かった?

<私の回答> 思考時間:20分


彼が事故にあった。

命を取り留めたものの意識は戻らず、病院のベッドで眠ったまま何年も経った。


たまたま誕生日が同じだった私と彼が交わした約束は1つだけ。

『毎年、誕生日はこのお店で晩御飯を食べよう』


何回も続けてきた約束は彼の事故をキッカケに守られなくなった。


毎週お見舞いに行っては取り留めのないことを1人で話す。

今日もこれからお見舞いに行く。


病院が見えてきたとき、その近くのビルの貼り紙が目に入った。



病室に入り、彼が眠るベッドの横にイスを持ってきて座る。


「ねえ。

私たちが行かなくなったから、

"お店"が近くまで来ちゃったよ?

あとは貴方が起きるだけ。

……早く、起きて…?」


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― 新着の感想 ―
忘れられた約束があった。 叶えられない願いがあった。 届かなかった想いがあった。 それらに共通するモノ――――――未練。 未練は未練を解消する為に立ち上がった。 ミレンという、ひとりの人間となり歩き出…
 これってSFやファンタジー作品でよく見かけるネタですよね。  大切な者を失って幾百年、残された者は──。
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