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「薔薇の棘に抱かれる夢」 しろめし

 世界中敵になっても君を守る君が世界の一部だとしても



 私のこと救ってくれたヒーローは

ドンキで買ったサンダル履いてる



二万キロわざわざ通っていくよりも

マントル突っ切った方が早くね?



恋愛とか友情とかは分からんが大切だからそばにいたいだけ



その先に地獄があると知りながら笑う君が僕は嫌いだ



君のいない世界で今日も生きている

「薄情だな」って怒りに来てよ



好きなものコーヒーお布団休日と半音下がった君の鼻唄



駆け足で大人にならなくたっていいまだ手の届く場所で笑って



一夏の思い出になんてしないから遊びに来てよ次の盆もさ



欲しいものくれないくせに訊かないで

一つくれるなら全部ちょうだい



「変わったね」そう言う君の変わらない笑顔が僕は大好きだった



君だけのヒーローになれれば良かった

それでよかったそれだけなのに



棺桶で眠る君が冷たいから一緒に入ろもうちょい詰めて~



降る雪が全部メルティーキッスなら冬の心はのどけからまし



どうせなら嫌いになって俺のこと七十億分の一にするな



 もう一度生まれ変わって会えるまで星の数でも数えて待つよ



 宝石もお金もお花もいらないから千年変わらぬ愛をちょうだい



 真冬でも半袖短パン着続ける風邪を引かない影のない友



 「月が綺麗ですね」と君が言ったから九月十日は結婚記念日



 金名声男と女地位権利何でもあるのに君だけがいない



 扉開け春一番と共に来た君がいないから冬が明けない



 何光年離れてたって愛してる過去から君へ送るラブレター



 死ごときに分けられると思うなよ君のためなら神も殺そう



 暖かで楽しく幸せだったけどあなたがいるからこれは夢だね



 君のためならなんだってしてやるが君がいないと息もできない



 確かにさあ、暑いの嫌とは言ったけど太陽壊すことはないじゃん


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