7話 美人(メアリー)
ソフィアがサーヴァント家に行ってから二週間がたった。
この一か月の間はマリンフェスト家での業務をストップして
教育を受けるんだそうだ。
そして、、、今日は、、、
アルフィード様とお出かけする。
前回のお茶会が終わった後、彼から手紙が届いた。
『今度一緒に職人街に行かないか?見せたい場所があるんだ。』
大体こんな内容だった。
彼、字もきれいなんですよ。
開いた瞬間、この世界に活字ってあったっけ?と思ったほど。
結論!イケメンは尊いよぉ…。
◆◆◆
「さあ、メアリー様~。このシェロンにお任せあれ~!」
スチャッと眼鏡を取り出したシェロンに町娘風にしてもらった。
一回シャンプーをすれば元に戻るヘアカラー(byプリムラ商会)
で特徴的な水色の髪を栗色に。
瞳の色を暗くする目薬(もともとこの世界にあった)を差せば
ヘーゼルっぽい色に。
エプロンのようなデザインが可愛い
深緑と白のワンピースを着て、大きな黒いリボンでポニーテール!
あれよという間に準備が整った。
「すごいわぁ!ほんとに町娘みたいね。」
「さすがのシェロンちゃんでもメアリー様の
お顔の綺麗さは隠しきれませんでしたぁ~」
「ふふっ。何言ってるのよ。」
そして私は待ち合わせ場所に向かう。
きっと後ろから護衛が付いてきているのだろうけど実質一人。
(男の人と待ち合わせするの憧れてたんだぁ。)
えっと、、アルバート様のドヤ顔銅像で待ち合わせたんだよね。
う、、。なんでだろう、、、。
この銅像見てるとすんごいむかつくんだけど。
「アルバート様かっこいい!僕将来アルバート様になる!」
て言ってる男の子たちがいるからかな?
手を合わせて銅像に向かって祈っているおばあさんがいるからかな?
ものすごく不敬なことを考えながら近づくとアルフィード様はもう来ていた。
「お待たせしてしまってごめんなさい…。」
「いや。俺が早く着いただけだ。まだ時間になっていない。」
ほら。と懐中時計を見せてくれたアルフィード様に私は返事ができなかった。
反則だよぉ…
彼は真っ白な髪を真っ黒に変え、瞳を私と似た色に変え、
着崩した黒シャツにグレーのスーツベスト、
細い銀縁の、大きな丸い眼鏡をかけていた。
銅像にもたれかかって本を読んでいた。
え、、ビジュが爆発しとる。
純白の髪は神々しい美しさがあったが今はただただビジュが爆発。
ヤバい。え。?、、語彙力が消失した。
今日この人の隣を歩くの?
え、釣り合わないなんてもんじゃないでしょ。
尊いっ!
私はふっと胸がもやっとするのを感じた。
???
何だろう。女よりも美人な人を見て悔しかったのかな?
いや、、、目の保養!世界最高峰の鑑賞物!




