6話 美しいもの(メアリー)
いよいよ、学園に通うまで残り一か月となりました~!
今からソフィアが養子となる貴族たちと初の顔合わせに挑む!
このためにシェロンにピッカピカに磨いてもらったんだから。
「どうしましょう…緊張して吐きそうです…」
私の隣で馬車に揺られているのは青い顔をしたソフィアです。
「大丈夫よぉ。私がついてるわ」
かすかにこわばった彼女の手をもみもみする。
でもソフィア、大丈夫よぉ。
私は転生したばっかりのころ家族みんなが怖かった。
オーラがすごすぎて。
ああ。貴族ってこんなにキラキラしてるんだ。
すごいな、なんて思ってた。
でも、
うちの一家は別格だと知ったのはいつだったか。
◆◆◆
商会が軌道に乗ってきたころ、
一度、国王夫妻とお会いする機会があったのね。
わあ、、やばい。王様とか初めて会う。
日本でいう皇室の方々的な感じかな?
そう、すごい身構えていた。
でも意外とそんなことなかった。
アルフィード様(国王)もエミリア様(王妃)も超っ!優しそうで、
オーラというか、威圧感をあんまり感じなかった。
平然としている私を見て二人は納得した様子だった。
「あの、マリンフェスト家で育ったもんな。」
現マリンフェスト家当主である父様は圧倒的なカリスマ性を持っている
ことで有名だ。学園時代からすでに一部から「世界の覇王」という二つ名が。
そして兄様もお姉様もすっごいキラキラしてる。
あれだね。前世で言う芸能人みたいな。別格のオーラを感じる。
そんな一家だから格式高い上流貴族として崇拝者もいるんだとか。
だからね。そこでしばらく働いてきたあなたは大丈夫。
◆◆◆
転生してきて…のくだりは省略しつつ
そんな話をするとソフィアは少し落ち着いたようだ。
「キラキラの免疫はばっちりってことですねっ!」
さっきとは一転、キラキラした瞳でこぶしを握っている。
どうしよう。可愛い。
本当にこんなに尊い美貌の暴力初めて受けたわ。
もうおばさん瀕死状態だよ。うん。
ただそこにいるだけで圧倒されるよ。
一生眺めててもいいですか?
この顔面があれば一財産築けると思うな…。
そんなこんなで、マリンフェスト領から少し王都に近づいた
貴族領に到着する。
サーヴァント家。
そう。
レオの実家だ。
「「ようこそいらっしゃいました。」」
馬車から降りると二人のメイドが私たちを出迎えてくれた。
そして少し進むとレオが立っている。
「メアリー様。ソフィア。ようこそ。我がサーヴァント家へ。」
執事服じゃないレオはなんだかいつもと違って見えて
少しドキドキしてしまう。
え?12歳の小娘が34歳の大人に?って思ったでしょ。
私は中身、アラサーです。
年上がタイプなのでもう、ドストライクです。
美しいものってほんとにいいよね~!
今までの話を少し編集しました。読みやすくなってたらいいな~。
見てくださっている皆さん!ほんとにありがとうございます<(_ _)>
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