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悪役令嬢を救いたかった転生者はゲーム終了後に生まれ落ちる  作者: じゅーんふらわー
序章~灰色の少女~
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プロローグだよ!

小説投稿始めます。投稿スピードは不定期ですがよろしくお願いします。



「拝啓 私が一番愛()()人へ。」


私はそう書き出した。


貴方あなたがいつか、私に縛られずに幸せになってほしいって

思って過去形で書いた。


でも そしたら私、嘘つきになっちゃうね。

だって―――――――






今も、これからも、私の一番愛する人は、貴方あなただから。



◆◆◆





「こんにちはっ!ソフィアと申します。よろしくお願いします!」


私史上最高の笑顔で、目がつぶれるほどきらきらしたベット


…の上の少女に頭を下げる。

――と、まずは自己紹介しよっかな。


私、ことソフィアは15歳。たった一人の家族である病弱な母を支えるため

近所の食堂で働いてるの。


この国では身分がぱきっと分かれている。王様が頂点トップで、それに続いて


王様の血を引く貴族、


過去になんか偉業を成し遂げて貴族になった人たち、


最下層が私たち平民。


お貴族さまは私達が住む土地を管理してるんだって。

お会いできることもなかなかない、雲の上の人たち。


そんなある日、私の働く食堂になんかきらきらした人がやってきた。


――――お貴族さまかな?

失礼があったら物理的に首が飛ぶのでアメリアおばさん(食堂のオーナーさん)を呼ぶ。


アメリアおばさんは若いころ貴族のメイドをしてたんだって。

優しくっていつも私たち親子を気にかけてくれる。


ぼーっとお皿を洗っていると…


「ソフィー!ちょっとおいで!」   

「はーいっ!」


おばさんに呼ばれた。ダッシュ!



「君がソフィアさんですね?」byきらきらした人       




…? 「そうですけど…」



「ロイヤル家のメイドになりませんか?」




…?…嘘やん。新手の詐欺かな?


ロイヤル家って王様の親戚の貴族様だよね?信じられるかーい。


「なぜ、、、私なのでしょうか?」


「くじ引きです。」

…?…嘘やん。もうとっくに頭は置いて行かれてる。


私はどうしよう、とおばさんの方を見る。


「行っておいで。」ぐっ☆

おばさんが言うなら…いやガッツポーズされましても。


お貴族様のお誘いは実質命令だってわかってる。だけど…


「私、病気の母がいるんです。一人にできません。」


きらきらした人は少し考えてから

「ならば母君も一緒にお越しください。」だってさ。


何と病院も手配してくれて丁重な扱いを約束してくれるそうだ。


少し心が揺れる。それを感じたのかキラキラした人は


ぴっ



――――いきなりナイフで自分の指を切った。


本で読んだことがある。互いの血を契約書に付けて役所に提出。


そしたら裏切れない。破ったら神に背いたとして罰を受けると言われている。

そして皆に白い目で見られて社会的に死ぬ。


まだ信じきれてないけどキラキラした人も馬車もえぐい豪華。


問題の契約書は…好条件じゃねーか。やってやんよ。


そうして同じように血を付けた私は馬車に積み込まれ

あれよあれよと身なりを整えられ、






例のギラギラのベットの前にいるのであった。




















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