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ケイの一話完結小説  作者: ケイ
9/68

9.兄「働きたくない」

兄「もうすぐ就活か。嫌だな、働きたくない。いっそのこと働かずに生活保護貰うか?」


妹「兄さんは健康そのものだから生活保護なんて貰えないと思うし、本当に困っている人に迷惑だよ」


兄「冗談だよ」


妹「なら、ニートにでもなるの?」


妹「それなら私は全力で兄さんを追い出すけど」


兄「お前ひどいな。安心しろニートにはならないようにするから。働かないけど勝手に金が振り込まれたりしねーかな」


妹「ベーシックインカムが導入されればいいのにね」


兄「何それ?」


妹「国民全員に毎月決まった額のお金を政府が振り込むことだよ」


兄「いいなそれ。それがあれば俺は死ぬまで寝て暮らせる」


妹「それが導入されるまでまだ何年もかかるけどね。もしかしたら導入されないかもよ」


兄「え~」


妹「未来のことは分からないけど、とにかく働かないと生きていけないんじゃない」


兄「くそ、どうすればいいんだ」


妹「大学院に行けばいいんじゃない。働かない期間が延びるよ」


兄「大学院にまで行って勉強したいことない」


妹「見つければいいじゃん」


兄「それができたら苦労しねーよ」


妹「それじゃーヒモになるとか」


兄「俺がヒモになれるほどモテるわけねーだろ」


妹(よく言ってて悲しくならないなあ)


妹「もういっそのこと宝くじでも当てれば」


兄「それだ、さっそく買ってくる」


妹「え?」


兄は宝くじを買いに外に出かけた


妹「宝くじが当てるより、大企業に就職する方がはるかに簡単なのに。なんで難しい方に挑戦するかな」


後日、宝くじは見事にハズレ、兄は就職活動をした




(終わり)

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